[2026年4月19日 更新]
私は塾生のことは好きだが、勉強面では信じていない。
やや語弊がある言い方かもしれないので「私が望むラインまで、塾生が自動的にやってくれるだろう」とは思っていないということだ。
端的に言えば
私が望む「やるべきこと」と
塾生が考える「やるべきこと」にはズレがあるということ。
たいていは予想通りかそれ以下しか動いてくれない。まぁそういうものだと思っている。
例えば「この不規則動詞を30個、次回までに覚えておいてね」という指示は、ほぼ意味がない。
動く子は動くだろうが、たいていの子は指示を右から左に流してしまう。
こういう場合、私は以下のように指示する。
〇月〇日の授業の最初に不規則動詞のテストをします。
30個のうち10個を出します。
訳が書いてあるので、原形・過去形・過去分詞形の3つを書いてもらいます。3つすべて正解したら1点。
9点で合格。不合格なら授業後に再テストします。再テストは出す問題を変え、合格点は同じ9点。
再テストも不合格なら再々テストを〇月△日の授業前にやります。合格点は同じ。不合格ならさらに2日後に同じようにテストを続けます。
練習することが目的ではなく、定期テストや入試で正しく書けるようになることが目的。
であれば、小テストをして覚えたかどうかを確かめるのが最適だ。
もしくは口頭で答えてもらう。
「そういえば、覚えるべき非電解質2つって何だっけ?」
「平行四辺形の定義って何だっけ?」
のように不意に質問をする。
サッと答えられれば問題なし。答えに詰まるようなら「覚えてないな」と判断し、教えるようにしている。
忘れるのは仕方ない。それに気づいて再び覚えさせるのが塾の役割だ。
◆勉強量を確保するのは塾の役目
うちの塾では小学生にも中学生にも宿題を出す。
私の授業だけで100%理解し、覚えられるとは思っていない。
むしろ、授業以上に問題を解く時間が必要だと思っている。
とは言え、塾にいられる時間は決まっている。
うちの塾だと、中3は週に7.5時間ほどだ。
当然、宿題を出す。
また、授業時間内にも問題を解く時間を多く確保するようにしている。私が授業でしゃべる時間をいかに減らせば問題に多く取り組んでもらえるか。
それを考えて授業の組み立てをいつも考えている。
生徒は「勉強するようになった」と思うのは、過去の自分と比較しているから。
今まで1日の勉強時間が15分だったら、60分に延ばしただけで「勉強するようになった」と思ってしまう。1日1時間では中学受験しない小学生でもやっている。
でも比較するなら同学年の、同じレベルの子としなくてはならない。
うちの塾生には、自分よりやや上を目指す子と同じように取り組んでもらっている。

