都立高校吹奏楽部 強豪校は

[2020年5月16日 更新]
今回で100記事となった。

読んでいただいている皆さまには感謝申し上げる。

コメントにて要望を書いてくれている方が多くいるが、すべてにお答えできず申し訳ない。

複数の方から挙がった要望を優先しているので、気長にお待ちいただきたい。

◆都立では片倉高校が別格
2018年 東京都高等学校吹奏楽コンクールA組の結果を並べた。

吹奏楽は順位ではなく、金・銀・銅賞で評価される。もちろん金賞がいちばんよい。
コンクールは以下の4つの組に分けられており、全国大会を目指すいわゆる「ガチ勢」はA組にエントリーする。

BⅡ組は東日本大会に進むための組であり、全国大会には行けない。

同じ高校がA組とBⅡ組にはエントリーできない。事実上、2チームを送り出せる大人数の強豪校に対し「全国大会か東日本か、どちらか一つに絞れ」と言っているのである

A組(55名以内)=全国大会を目指す。同じ学校からBⅡ組に同時参加はできない。BⅠ組との同時参加は可能。
BⅠ組(35名以内)=上位大会なし。同じ学校からBⅡ組に同時参加はできない。
BⅡ組(30名以内)=東日本大会を目指す。
C組(20名以内)=上位大会なし。

なお名古屋国際会議場センチュリーホールでの全国大会は「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれる。
かつては東京の普門館で開催されていた。耐震強度の問題から、会場が名古屋に移っている。

東京都からは予選4日間で毎日3校ずつ計12校が代表として選ばれる。
その12校が「都大会本選」で3校に絞られ、30校が参加できる全国大会へ進む。
2018年は東海大学付属高輪台、八王子学園八王子、東海大学菅生が全国大会に出ている。

ちなみに都大会本選に出場した12校は、翌年は予選4日間に各3校ずつ配置される。
同じ日に強い高校が集中しないためだろう。

豊昭学園は豊島学院と昭和鉄道の合同チーム。
A組で代表になる学校はもちろん、金賞をとれる学校はかなりレベルが高い。

東京には吹奏楽「6強」といわれる高校がある。
東海大付属高輪台、東海大菅生、八王子学園八王子、駒澤大学、都立杉並、都立片倉である。

私立4校は圧倒的に強い。全国大会の常連校である。
それに次ぐのが片倉。大会実績を見ると杉並はやや落ちる。

他でも私立は岩倉高校、都立は小山台が好成績を修めている。
全国大会に行きたい、でも都立高校に入りたいのなら片倉一択だろう。
(それでも私立4校と比べれば差はある)

そこでレギュラーに選ばれるのも大変だが、野球やバスケと違いレギュラーの人数は約50名と多い。
チャンスはある。がんばれ。

2020年5月15日加筆
2019年度の代表校は以下。「6強」はすべて選ばれている。
 明大付属明治
 岩倉
 東海大学菅生
 東海大学付属高輪台
 八王子学園八王子 
 駒澤大学
 国本女子
 杉並
 片倉
 富士森
 墨田川
 小山台

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