[2025年8月7日 更新]
中学1年で学習する「光」
その中でも定期テストではたっぷり出るのが凸レンズの問題。
実像・虚像の違いや、像の大きさ、焦点距離を求める問題などちょっと難しいものも作問できる。
では都立入試では凸レンズは出るのか。
今回はそれを解説する。
◆そこそこ出る
過去22年間で凸レンズの問題が出たのは5回。4年に1回程度の割合だ。
2023年度 「実像のできる位置」と「像の大きさ」
2018年度 「実像の見え方」と「像の大きさ」
2016年度 「物体とレンズ間の距離」
2012年度 「実像のできる位置」と「像の大きさ」
2008年度 「実像の見え方」と「像の大きさ」
2018年度の問題はこちら。

参照:都教育委員会HP
焦点距離の2倍の位置を基準に、
・電球がレンズに近づく →像が大きくなり、スクリーンはレンズから遠ざける
・電球がレンズから遠のく →像が小さくなり、スクリーンはレンズに近づける
これが分かっていれば問題ない。
あとは
実像 →上下左右が逆に映る
虚像 →上下左右がそのまま
は覚えておく。
虚像の問題は出ていないが次回で出る可能性はゼロではない。
虚像は、ルーペ(虫めがね)で新聞を読んだときを思い出せばいい。上下左右そのままで字が大きく見えるだろう。それだ。
◆模試で鍛えよ
凸レンズの問題は出ても1問。
とは言え、覚えることは少なく問題も易しい。
だが正答率は低い。
2023年度は42.2%、2018年度は57.5%。2016年度63.5%だった。ちゃんと対策している人が少ないんだろう。
2026年度は出るかもしれない。
ちょっと前の都立入試過去問も買っておけば、より多くの問題に挑戦できる。
最新版を買った人にもお薦め。