[2024年12月11日更新]
都教育委員会が発表した令和7年度(2025年度)の計画進学率は93.0%。
2019年度までは96.0%だったが
2020年度 95.0%
2021年度 95.0%
2022年度 94.0%
2023年度 93.0%
2024年度 93.0%
と下降の一途をたどっている。
※計画進学率とは
公立中学3年生のうち、全日制高校等へ進学すると予想される割合のこと。
◆通信制の台頭
これは高校に進む中学生の割合が減ったわけではない。
通信制高校への進学率が上がった結果だ。
東京の公立中を卒業した15歳、全日制高校への進学率は
2018年度 93.2%
2019年度 92.7%
2020年度 92.2%
2021年度 91.6%
2022年度 91.2%
2023年度 90.4%
2024年度 89.6%
じわじわと下がっている。
一方、通信制高校への進学率は
2016年春は2.31%、2018年春は3.02%、2024年春は6.90%と右肩上がりだ。
都立高校にも通信制はある。新宿山吹、一橋、砂川の3校。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/files/pamphlet2025_parttime/05.pdf
いずれも入試は国数英の3教科。調査書点もあるが、総合得点の15%未満と全日制普通科よりも比重は小さい。
◆中卒での就職が増えているわけでもない
「ひきこもり」を含めた在家庭者の割合は
2016年春は0.44%、2018年春は0.46%、2024年春は0.64%とこちらも増えている。
なお中学卒業後の就職率は2024年春が過去最低の0.125%である。
就職しながら定時制高校に進んだ者が増えたわけでもない。2018年春は21名だが、2024年春は3名だけ。
◆都立高校は入りやすくなっている!?
都立の全日制実倍率は下降傾向にある。
2024年度 1.35
2023年度 1.35
2022年度 1.36
2021年度 1.32
2020年度 1.34
2019年度 1.35
2018年度 1.38
2017年度 1.42
もちろん新宿高校や豊島高校など区部の人気校もあるが、多摩地域・下位校は入りやすくなっている。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko