[2019年8月16日更新]
これから中学に入るキミたちに言っておく。
都立の上位校を目指すなら、吹奏楽部に入ってはいけない。

むろん「どうしても中学校で吹奏楽をやりたい」というのなら止めはしないが、私がこれから中学生になるとしたら絶対にやらない。

デメリットが大きいからだ。

今回はそのデメリットを説明する。

◆引退時期が遅い
一部の全国大会に出場するような強豪運動部であれば、8月中まで部活動が続く。

しかし、多くの運動部は6月~7月に部活動を引退するものだ。
そこからは受験勉強に時間を割けるようになる。

塾の夏期講習は、夏休みアタマから開始するようにウケジュールを組むのが普通だ。
だからよっぽど強いチームや選手でなければ、部活を引退しているので、塾の夏期講習には間に合う。受験勉強でスタートが遅れずに済むわけだ。
もちろん早い者は夏休み前から動き出している。

ところが吹奏楽部は、吹奏楽コンクールが7月末から1週間程度の期間で開催される。
今年だと7/30から8/9までの期間だった。
もちろん参加日は選べないので、8/9に参加となると夏休みの半分近くが部活に費やされてしまう。

個別指導形式であれば多少の都合はつけられるが、都立高校受験を考えれば夏休みに入っても部活動を続けることにメリットは全くない。

無論、受験勉強がこの時期の最優先事項だと思わないのであれば、私の言うことは無視して結構だ。

◆すでに吹奏楽部に入っている場合はどうする
繰り返すが、どうしても続けたいのであればそれを止めるつもりはない。
でも辞めたいと考えているのなら、一刻も早く辞めるべきだ。

やる気もないのにぐだぐだ続けるのは、自分にとっても他の部員にとってもマイナスになる。

「どう思われるか」などと、他の部員のことを気にする必要はない。キミが思うほど、人はそこまで他者に興味を持っていない。
新しい編成はどうするか。キミが抜けた穴をどうするか。

それを考えるのは顧問の仕事であり、キミがしなければならないことではない。
自分が嫌ならその気持ちを優先していい。

ただし、親には「なぜ辞めたいか」を説明しておく必要はある。

部活を続けるにあたって、お金だけでなく色んな協力をしてもらったのだろうから。
そこだけは筋を通そう。

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@toritsukoko

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