[2025年4月24日 更新]
今回は都立高校入試理科、地学の「柱状図」の問題について。
問題集や模試では見かけるが、実際の入試ではどうなのだろうか。
柱状図とは以下の画像(2022年度 都立高校入試問題)
地表から数十メートル掘り進み、どのような地層になっているかを調べるもの。
参照:都教育委員会HP
◆あまり出ない
2005~2025年度、過去21年間で出たのは三度。
2025年度 大問3
2022年度 大問3
2015年度 大問3
昨春に出たばかりなので、2024年度入試では出ないと見ている。
地層の問題は出ているのだが、ボーリング調査からの「柱状図」についてはあまり出ない。
理由は明白。難しいから。
この問題、四択なのに正答率37.8%と低い。
偏差値50未満の子はまず解けないだろう。カン頼みに相違ない。
2025年度も標高の高い低い位置関係を答える問題が出た。
柱状図の仕組みが理解できていれば難しくないのだが、おそらく正答率は低いだろう。
◆図を書いて考えよ
先ほどの画像だと、X点の標高は40.3m、Y点の標高は36.8m。
3.5mの高低差がある。地表の位置が違うのだ。
だから地表が3.5mずれている図を書いて、同じ地層(今回は指定された凝灰岩)の位置関係を考えればいい。
何度かやれば解けるようにはなる。
臆せず挑戦してほしい。
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