[2022年5月23日 更新]
2022年度の都立高校一般入試、「インフルエンザ等学校感染症罹患者等に対する追検査の措置」の使用方法を誤り、一般入試での合格者を少なく発表した。
結果、追加の合格者を出すことになった。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2022/release20220517_01.html
◆武蔵丘高校で
都教育員会のサイトに載っている合格者数と、今回の報告を調べる。
該当するのは武蔵丘高校しかなかった。

参照:都教育委員会HP
武蔵丘高校は「インフルエンザ等学校感染症罹患者等に対する追検査の措置」
で2名が出願しており、その2名は合格している。
問題点は、一般入試での合格者数を少なくし過ぎていたことだ。
男女合わせての募集人員と合格数を、似たような人数の他校と比べる。
国立 募集254 合格258
江北 募集254 合格257
狛江 募集254 合格256
桜町 募集254 合格256
武蔵丘 募集254 合格255
日野 募集254 合格255
いずれも募集人員が254名、「インフルエンザ等学校感染症罹患者等に対する追検査の措置」で2名が出願した高校である。
国立(くにたち)高校のようなトップ校は、合格しても入学辞退者が一定いるので、合格者を多めに出す。辞退者が出て入学者が募集人員未満になったら、二次募集を行わねばならないからだ。最近では日比谷で起こってしまった。
<過去記事:日比谷2次募集の原因は学芸大附属?>
国立以外も、募集人員より2~3名多く合格を出している。
今回、武蔵丘高校は+1名と少なかったが日野高校も同じなので「武蔵丘だけ例外」ではない。
ここからは推測。
推測1
本来なら武蔵丘は、募集人員+3名で合格者を出すよう都教委から指示があったのだが、誤って+1名としてしまった。
本来合格できた下の2名が追加合格となった。
推測2
そもそも都教委の指示が間違っていた。
このどちらかだろう。
どちらにせよ、他の高校(おそらく私立だろう)へ入学して1か月後に都立に入学し直すのは本人にとっては苦痛でしかない。
都立への希望も断ち切って新しい生活を進み始めていたのだから。
しかもこの目立つ不合格者は、都立に入学後も「入試での成績がビリ2人」と思われてしまう。
いやはや。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko