2023年度 スピーキングテストのしくみ

[2022年5月30日 更新]
2023年度の都立高校一般入試から、スピーキングテスト(ESAT-J)の点数も総合得点に加えることになる。配点は全体の約2%に過ぎないが、高いに越したことはない。

◆スピーキングテストは事前に受ける
都立一般入試はここ数年、2月21日に行われている。
それに先立ってスピーキングテストは11/27(日)に行われ、結果は1月中旬に告知される。

ちなみに11/27(日)は、Vもぎ・Wもぎとも実施はない。

調査書点(=内申点)とESAT-J点という”持ち点“が分かった状態で、一般入試に臨むことになる。

◆配点の仕組み
スピーキングテストは100点満点で採点される。
問題数は、過去3回のプレテストではいずれも8問だった。

この100点満点の点数が以下のようになる。
 80点~100点   →A(20点)
 65点~79点  →B(16点)
 50点~64点  →C(12点)
 35点~49点  →D(8点)
 1点~34点  →E(4点)
 0点     →F(0点)

4点きざみで6段階評価。
20点あるのだから、もっと細かく分けてもいいようなものだが、そうしないのには理由がある。

それはスピーキングテスト欠席者に対する救済策のためだ。

◆受けなかったらどうなるか
正当な理由があってスピーキングテストを受けなかった場合、2月21日に実施する筆記テスト結果からESAT-J点を算出するという。

正当な理由のある不受験者とは、以下アかイに該当する者。

  • ア 東京都の公立中学校等に在籍する者のうち、ESAT-J実施日(予備日を含む)に、インフルエンザ等に罹患した者、学校保健安全法第19条により中学校長が出席停止の措置を行った者及び受験者本人の責めによらず、やむを得ない理由(病気で入院、交通事故により負傷等)により受験することができなかった者
  • イ ESAT-J実施日時点で、東京都の公立中学校等に在籍していないため、ESAT-Jを受験していない者(私立中学校在籍者、他県中学校在籍者 等)

参照:都教育委員会HP

カンタンに言うと
・病気やケガの者
・出席停止者(コロナ濃厚接触者などだろう)
・11/27(日)に東京の区立中学校に在籍していない者

「やむを得ない理由」が病気とケガの例しかないので、「親や兄弟姉妹の葬儀」はどうなのだろう。「兄姉の結婚式」はたぶん認められないだろうね。

ガイドラインはあるはずだが、おそらく公表はしない。それを利用しての意図的な欠席をさせないためだ。

では不受験者にはどういう対処がなされるのか。

次回、分かりやすく説明する。

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