[2025年6月23日更新]
小学校で英語を学ぶようになってから、英検を早期から受験するようになったと感じる。
小学生のうちに5級~4級と取っておき、中1で3級~準2級と取っていく。
英検を受けて合格するデメリットは特にない。
だが早期に受けることで、勘違いをしてしまう恐れがある。ここに注意したい。
◆英検5級合格=中1英文法がバッチリ ではない
英検協会によると英検5級は「中学初級程度」に受験が推奨されている。
中学校の英語が難化しているのはご存知の通り。小学校で英単語や基本文法をかじっているのが前提なので、中1から英語を勉強し始めようと思っていたら手遅れになる可能性が高い。
だが小学校では英文法を体系的に学ばない。聞くことと話すことがメインだから。英単語を覚える・使えることに力を入れている。
英検5級の試験も英文法の理解はそこまで求められない。大問3の並び替え問題くらいだろう。

受けること自体は構わないのだが、英検5~4級に受かっただけで「中1英語はバッチリ」と勘違いしてしまうのは恐ろしいことだ。
中学校の英語の試験は英文法、単語がメイン。
全問マークセンスの英検5~4級と違い、スペルを正しく覚えなくてはならない。
英検4級に受かったのに、中学校の定期テストで平均点以下なんてことはままある。勉強の仕方が違うのだ。
中1は正しい英文法&単語が優先
これから中学校に入る皆さん、中学校では英単語を正しく書けなければテストで点は取れない。小学校英語とは勉強の仕方が違う。
それを理解した上で、今から中1英語の先取りがお薦めだ。
幸い、色々な塾で中学準備と称した冬期講習をやっているだろう。講習だけなら料金もそう高くない。
英検と中学英語は別物、と割り切って中学校で英語通知表5を狙ってもらいたい。
英検は中3の二学期に、3級を余裕持って合格していれば十分だ。
それ以上に通知表を1点でも上げておく方が、都立高校受験や私立高校併願優遇を使うには価値がある。
なお、英検準2級だろうと2級だろうと、都立高校受験においては1点の加点もないことを付け加えておく。
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