都立入試理科 「生物」を最優先すべき理由

[2025年6月21日 更新]
都立高校入試の理科は、他県の入試問題より易しかった。

なぜ過去形かと言えば、近年の都立入試理科は難しくなってきているからだ。
ただの四択問題が減り、ここ5年間の平均点も全教科で最低(56.1点)である

だが点が取りやすい問題も存在している。
今回はそれを追究する。

◆生物を優先すべし
都立入試の理科は
大問3 地学
大問4 生物
大問5 化学
大問6 物理

と出る順序が決まっている。

それぞれの大問ごとの正答率が以下の通り。

年度 地学  生物  化学  物理 
202450.3%81.5%49.9%49.1%
202344.7%66.1%43.3%47.9%
202248.9%59.8%47.3%59.1%
202144.1%59.8%25.1%20.9%
202039.5%42.3%30.0%55.0%
201953.4%50.9%58.7%51.2%
201845.7%60.7%36.4%51.8%
201774.0%53.0%62.6%34.3%
201638.8%44.8%41.4%44.6%
201563.6%75.7%33.5%52.7%
201448.7%51.5%55.3%34.7%
平均50.2%58.7%44.0%45.6%

年度により差があるものの、生物は正答率が高め。
化学と物理が低めであるのは、計算問題があるためだろう。 

点を取りやすい単元から勉強し、点を上げるのは入試対策の初歩。

まず優先すべきは生物。次が地学。
物理と化学はその後にするのが、正答率からは得策。

物理は2025年度、電流と磁界が大問6で出るだろう。平均前後を狙っているなら覚える事項の多い化学より、覚える量が少ない物理を優先することを薦めたい。

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