上板橋にある都立に入る進学塾 小学5年生~中学2年生の入塾受付中です! カンタンにできるWebお問い合わせは → https://toritsunihairu.com/fo |
[2025年10月9日 更新]
◆都立高校の受験チャンスは2回
中学3年生が全日制都立高校に入るためには、以下のいずれか1回に合格しなければならない。
1. 推薦に基づく選抜 (以下、推薦入試)
2. 学力検査に基づく選抜 (以下、一般入試)
3. 全日制第二次募集
4. 全日制第三次募集
すべての全日制都立高校が実施するのは推薦入試と一般入試。
二次募集は「2」で欠員が出なければ実施しない。
大多数の都立高校生は
・「1」で合格
・「1」で不合格するも、「2」で合格
・「1」は受けず、「2」で合格
で都立高校に入学している。
「3」と「4」は少なく、上位校ではまず実施しない。
入学辞退者が多くて二次募集をすることはある。2025年度は杉並、大泉桜、高島、紅葉川、府中西、東大和南でそれがあった。
◆推薦入試は狭き門
推薦入試では、普通科は全定員の20%を推薦入試で募集する。
(新宿だけ10%)
普通科以外は30~40%と多めになっている。募集難の高校が多いためだろう。
立川高校「創造理数科」は15%としている。
それ以外の定員を一般入試で募集することになる。
推薦入試は狭き門であることは知っておいてもらいたい。だから「受けない」という選択はありだ。受けるメリット、デメリットを天秤にかけて、受験するかどうかを考えればいい。
デメリットについては過去記事を読まれたい
<過去記事:都立推薦を受けるデメリット3つ>
◆出願は郵送だが…
2020年度入試までは、受験生が各都立高校まで出願書類をわざわざ持参していた。しかも平日の中学校の授業があるような日に。
出願日の朝に集中するので、たいていの子は待たされる。雨や雪の日に屋外で待たされる子いた。私は教え子には「15:00まで受け付けてるから、14:00過ぎに行けば空いている」と助言していた。これだと待つことがほぼない。
2021年度入試はコロナ禍の中だったので「所属する中学校から郵送する」形式が採られた。郵送ならわざわざ遠い高校まで行かないというメリットがある。
2022年度以降もこの制度が続いている。
入学願書はスマホやパソコンで受験生・保護者が入力する。
通っている中学校長が入力内容を確認し、承認登録を行う。
受験生は中学校の指示通りに、入力作業をすればいい。
「中学校から〆切よりかなり前に提出するように指示された」ケースも目立つ。
例えば今年の一般入試出願は2025年2月5日(水)必着だった。
それなのに「1月24日(金)までに出せ」という中学校があった。推薦入試の合格発表どころか、推薦入試前日だぞ1月24日は。
絶対に遅れて出すことはならないという中学校の事情は分かるが、あまりにひどい。同じ都内なら1月31日(金)に出せば間に合うだろうに。
間に合わそうな場合は持参でもOKとなっている。
出願受付期間内に到着するように郵送することができないやむを得ない事情がある場合には、志願する都立高校に連絡の上で、持参により提出することを認めるものとする。
参照:都教育委員会HP
ラクにはなったが、出願前に記載ミスがないか入念にチェックする必要がある。不備があれば「アナタは受験できません」と言われても文句は言えない。
郵送形式なのは推薦入試と一般入試のみ。
二次募集は郵送を認めていない。直接、志望校に受験生が持参する必要がある。
一般入試で志願先変更する場合、高校に調査書を返してもらう(取下げ)ために行って、再提出先の高校に持参せねばならない。
2月12日(木)9~15時の間に、最初に出願した都立高校へ行かねばならないので、2月12日に私立高校を受ける予定の子は気を付けたい。
取下げは保護者でもできるが、身分証明書+住民票が必要なので面倒。
保護者が志願変更願を提出する場合は、保護者の本人確認ができるもの及び志願者と保護者との関係を証明するもの(住民票の写しなど)を提示すること。
参照:都教育委員会HP
願書再提出はなるべく避けたいが、最初の応募倍率を見てから志願先を変えることは受験生の権利である。
ただし倍率を見てから考えるのではなく、「こういう倍率になったらこうしよう」と予め決めておいてから出願するようにしよう。