都立商業高校の倍率 <2020年度 加筆版>

[2020年3月17日 更新]
今日は、2016~2019年度の商業高校一般入試の倍率を見ていく。

23区内のビジネス科、ビジネスコミュニケーション科を置く高校を一覧にした。

◆商業高校は楽に入れる

過去4年間を見てみると、倍率はどんどん下がっているのが分かるだろう。

2018年度入試では全受験生のうち、3名しか不合格になっていない。
受験者=合格者 がそれだ。

7校は全入(受験者全員が合格)だった。
99.75%の受験生が合格したのだ。不合格だった子は激レアな存在だったのだ。

2019年度もほぼ傾向は変わらず。
千早高校は37名の不合格を出したが、その他はほぼ全入。
第四商業で2名、葛飾商業で1名の不合格者が出たに留まった。

では2020年度はどうなるか。
おそらく傾向は変わらないだろう。

◆低学力層は普通科に行かず商業高校に行くといい
普通科に比べればはるかに入りやすい。

しかし、大学に行くことを考えれば普通科の低学力校に行くより商業高校に行く方がいい。
3年連続で全入の第一商業は明治、青山学院、中央大学の指定校推薦まであるのだ。

高校在学中に好成績を取っていれば、ほぼ無試験でmarchに行ける。

これは貴重な情報なので、他人に話さないように。

来年、こっそり第一商業を受験しよう。
こっそりと、だ。

◆2020年度入試はどうだったか

 20162017201820192020
 受験者合格者実倍率受験者合格者実倍率受験者合格者実倍率受験者合格者実倍率受験者合格者実倍率
芝商業1761661.061491491.001191191.001311311.001371371.00
江東商業1591241.281261231.0299991.001031031.0098981.00
第一商業1851711.081531531.0099991.001331331.001541481.04
第三商業2141711.252131711.251551551.001701701.001501501.00
第四商業1751621.081971641.201431431.001521501.011021021.00
荒川商業1711491.151751491.171511491.011441441.00   
葛飾商業1881641.151851641.131501491.011491481.011621481.09
大田桜台1661481.121711481.161201201.001421421.001081081.00
千早2011481.362051501.371481481.001871501.251921491.29
全体163514031.17157413711.15118411811.00131112711.03110310401.06

千早高校を除き、激甘な入試だった。

芝、江東、第三、第四、大田桜台は全入。
第一商業は4年ぶりに不合格者が出た。とは言えわずか6名。
千早は2018年度を除き、ある程度の倍率が出ている。
この地域だと、板橋・大山。ちょっと離れて板橋有徳、田柄、練馬がある。

「普通科の最下位レベル校に行くよりは、資格や進学にも力を入れているようだし、千早はいいかも」

と考える層が一定数いるからだろう。

<過去記事:商業高校から確実にGMARCH合格~指定校推薦~