国語の都立入試対策はいつから始めるか

[2025年7月13日 更新]

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まもなく夏休み。
勉強の計画は立てただろうか。
その中で、国語の勉強はどうだろう。

他の4教科に時間を使い、国語はないがしろにしていないだろうか。

◆国語の習得は時間がかかる
社会や英語は覚えることは多いが、国語はその比でない。

漢字だけでも2136字(英語は26文字)
さらにそれを組み合わせた熟語の意味を覚えねばならない。
 編纂(へんさん)
 縁側
 営為
 寛容
 非凡
 暗喩
 懐古的
 琴線(きんせん)に触れる

何となくでも意味は分かるだろうか。
すべて都立入試の文中にあった言葉である。

ちなみに「屋根裏部屋」ってどんなものか。今の子は分かるのかな?

こういった語彙(ごい)は、受験勉強として1年間で詰め込むものではないと考える。普段の生活、読書・映画・音楽などから知り蓄えていくものだ。

漢字の勉強をすれば、語彙力はハネ上がる。

漢字はその一文字で意味を持っている。
たとえば「危」とだけ書いてある看板があれば、何を伝えたいのか分かるだろう。

そういった土台がある上に、国語の解法を身につけていってこそ国語力が付く。

目先の解法だけを詰め込むことも可能だが、高校に行っても勉強を続けていくのなら普段から文を読む習慣をつけておくといい。今からでも遅くはない。

むしろ高校受験が終わってからでは遅い。

高校に入ったら今以上に忙しい。英語や数学の予習復習に時間を取られる。それでも本を読む子は読むのだが、読まぬ子は全く読まない。月の読書時間0分も珍しくない。

毎日10分からでいい。決まった時刻に読書をしてみてはどうかな。

朝がお薦め。
例えばこれはショートショートなので短時間で読める。タダで「試し読み」してみるといい。

オー・ヘンリー傑作集 1 賢者の贈り物 (角川文庫)

◆過去問はもう始めてもいい
反対に、すでに漢字や語彙が当たり前のように身についている者。小学校の国語のテストでは90点以上しかとらなかったような子なら、もう国語の過去問を始めてもいい。5年分の問題も解けば、都立入試のレベル・何を問われるかが分かってくるはずだ。

数学や理科と違って、学習すべき範囲があってないようなものが都立入試国語。

できるものから始めて構わない。今からVもぎ等で国語の点数が取れているのなら、有利になるからね。