[2019年7月9日更新]
もうすぐ夏休み。
「夏休みを制するものが受験を制す」とは昔から言われているが、それには理由がある。
夏休みが明けた2学期は、中間・期末テストで成績を上げることが第一になる。
期末テストが終わってからの2ヶ月強で、入試問題で目標点を取れるようにしなければならない。
夏休みが終わるまでに中3の1学期までの内容を理解しておく必要がある
ということだ。
夏休み以降に1,2年生の復習をしているヒマなどない。
特に理科と社会は、知識をアタマに詰め込んでおくラストチャンスがこの夏休みだ。
結論から言う。塾の夏期講習を利用しよう。
◆自分で勉強する教材、いいものがない?
昔から思っているのだが、高校受験のため独学で使うための教材にいいものが全くない。特に理科。
普通の問題集では、分かっていないところが分かるようにはならない。
例えば理科の飽和水蒸気量、凸レンズの像のでき方。「こう考えたらいい」や「こういう風に覚えるといい」といった説明があれば分かりやすい単元なのに。
例えば凸レンズの問題で「対象の物体をレンズに近づけたら実像は大きくなるか、小さくなるか」という問題は、カメラをイメージすれば一発。
カメラのレンズにモノを近づけたら、大きく見えるでしょ。
また、市販の参考書・問題集はまんべんなく覚えさせようとする。
火成岩で覚えるべきこと組織と岩石の色(白っぽい~黒っぽい)と名称。ただし都立入試で出るのは6種類のうち安山岩と花崗(かこう)岩だけ。
都立高校入試に特化した市販テキストはないので、どうしてものっぺりとした勉強になってしまう。
受験生が知りたいのは「都立入試で出やすい火成岩は何か」であって、「6個ゼンブ覚えたほうがいい」という当たり前のことではない。
最終目的は都立高校入試で点を取ることなので、それに適したムダのない勉強をしたい。
特に数学、理科は出題傾向がある。効率よい勉強をすることができるのだ。
◆となると、都立入試に特化した塾に行くべき
これが結論。
皆さんの住んでいる地域にも、都立入試に強い塾があるはず。
そういう塾に理科と社会と数学だけでもいいから通うことを薦める。
大学生が講師を担当する個別指導塾には期待しないほうがいい。
先生が都立高校受験をした経験はあるかもしれないが、都立入試に関してはシロウト同然。
「教え方が上手い大学生講師」は結構いるが、都立入試理科・社会に詳しい大学生講師はまずお目にかかれない。
幸いにも都立高校入試の理科・社会は自校作成問題が存在しない。
どんなレベルの都立受験生も同じ問題を受けるのだ。
指導する側も、1種類のテストで点を取らせるだけなので指導しやすい。
英語・数学で偏差値40程度の子でも、理科は努力すればVもぎでの偏差値60はたやすい。
あと2週間ほどで夏期講習は始まる。
塾を探すなら今週中がリミット。そう考えよう。
もっとも、人気ある塾ならもう席が埋まっているのだけどね。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko