都立入試理科の法則<6> 大問4では何が出るか

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[2025年10月20日 更新]
生物分野が出る大問4について都立入試の理科の出題傾向を説明します。

◆正答率はまずまず高いが 
大問4の正答率は過去8年間で以下の通りに推移しています。
 2025年度 69.7%
 2024年度 81.5%
 2023年度 66.1%
 2022年度 59.8%
 2021年度 59.8%
 2020年度 42.3%
 2019年度 50.9%
 2018年度 60.7%
 2017年度 53.0%
 2016年度 44.8%
 2015年度 75.7%

2020年度と2016年度の正答率が低い。
2016年度は他の問題も正答率が低く平均点が50.6点でした。

50.6点は学区撤廃後の2003年度入試以降で、最低の理科平均点。
2020年度の平均点も53.4と低めでした。
2022年度と2021年度が同じでほぼ6割。

大問4は、難しい問題もあるが「知っていれば解ける問題」が多い。
蒸散の問題以外では、計算はほぼ不要。
偏差値50以上を目指すのなら、大問4は最優先でマスターすべきでしょう。

◆出題傾向はバラバラだが

出題内容
2025細胞分裂
2024光合成と呼吸
2023消化酵素のはたらき
2022植物のつくり、遺伝
2021光合成と呼吸
2020消化酵素のはたらき
2019植物のつくり、遺伝
2018植物のつくり、蒸散
2017消化酵素のはたらき
2016植物のつくり、遺伝
2015光合成と呼吸
2014遺伝
2013消化酵素のはたらき
2012光合成と呼吸
2011遺伝、細胞分裂
2010刺激と反応・神経
2009食物連鎖
2008光合成と呼吸、細胞分裂
2007細胞分裂、血液の循環
2006光合成
2005消化酵素のはたらき


植物の問題が多いことに気付くでしょうか。

「動物」だと消化酵素、だ液でデンプンを分解する実験問題がよく出ます。
2021~2022年度は植物だったので、2022年度に出る可能性はあります。
消化酵素の働きが2013・2017・2020・2023年度と3,4年ごとに出ており、次回2026年度に出る可能性は十分です。