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[2025年12月2日 更新]
中3範囲だけど11月以降はVもぎやWもぎでも出されるのが、理科の「遺伝」や「生殖・細胞分裂」
当然、都立高校入試でも出ます。
その出方に傾向はないかをまとめました。
結論を言うと、傾向はあります。
◆3年に一度、大問4で出ます
過去15年分の出題有無を調べました。
| 生殖・細胞分裂 | 遺 伝 | |
| 2025 | 大問4 | 大問1 |
| 2024 | - | - |
| 2023 | 大問2 | - |
| 2022 | 大問4 | 大問4 |
| 2021 | - | 大問1 |
| 2020 | 大問1 | - |
| 2019 | 大問4 | 大問4 |
| 2018 | 大問1 | - |
| 2017 | - | 大問1 |
| 2016 | 大問4 | 大問4 |
| 2015 | - | - |
| 2014 | 大問4 | 大問4 |
| 2013 | 大問1 | - |
| 2012 | - | - |
| 2011 | 大問4 | - |
ほぼ3年に一度、大問4で出ていますね。
2025年度に出たので、来年は出ない可能性もあります。2012年度と2015年度が「前年に大問4で出て、翌年は出なかった」パターンなので。
出たとしても大問1で一つだけ出ると予想します。
大問2で出たのは2023年度の1回だけでしたね。
◆遺伝は難しい!?
AA とか Aa とか でエンドウの種子の丸とシワの比率を計算するような問題。
これって難しいのでしょうか。
教えている私の感覚では「難しくはない。偏差値50以上の子は全員正解したい」です。
最近の正答率を見てみると
2025年度 62.4%
2022年度 大問4 問3 44.0% / 問4 68.6%
2021年度 48.4%
まぁ40~70%なのでそこまで難しくはない。すべて四択問題なので2つまで絞って間違えるようなケースも多いでしょう。
複雑な計算が必要なのではなく、長い文から正確に情報を読み取る力が必要です。
例えば2022年度の問4は以下
実際に解いてみてはいかがですか?
問4 メンデルが行ったエンドウの種子の形の遺伝に関する実験では,顕性形質の丸形と,潜性形質のしわ形があることが分かった。遺伝子の組み合わせが分からない丸形の種子を2個まき,育てた個体どうしをかけ合わせる<モデル実験の結果>から,<考察>をまとめた。
ただし,エンドウの種子が丸形になる遺伝子をA,しわ形になる遺伝子をaとし,子や孫の代で得られた種子は,遺伝の規則性のとおりに現れるものとする。<モデル実験の結果>
(1) 親の代で,遺伝子の組み合わせが分からない丸形の種子を2個まき,育てた個体どうしをかけ合わせたところ,子の代では丸形の種子だけが得られた。
(2) 子の代として得られた丸形の種子を全てまき,育てた個体をそれぞれ自家受粉させたところ,孫の代として,丸形の種子だけが得られた個体と丸形・しわ形の種子が得られた個体の両方があった。<考察> <モデル実験の結果>の(1)で,子の代として得られた丸形の種子の遺伝子の組み合わせは,<モデル実験の結果>の(2)から,2種類あることが分かる。このことから,親の代としてまいた2個の丸形の種子の遺伝子の組み合わせを示すと( )であることが分かる。
<考察>の( )に当てはまるものとして適切なのは,次のア~ウのうちではどれか。
ア AAとAA イ AaとAa ウ AAとAa
参照:都教育委員会 Webサイト

