[2025年9月21日 更新]
◆電流・電圧のグラフ読み取りは出ない!?
定期テストや模試などではよく出てくる、抵抗器に異なる電圧をかけたときの電流の大きさを表すグラフ。
都立高校入試にも出るのかどうかを考察する。
結論から言うと「過去17年で2回出た。めったに出ないが出る可能性はある」
出るかもしれない、と思っておくべきだ。
2009~2025年度の入試問題を洗ってみると、2011年度と2023年度に出ている。
2011年度が下のグラフだ。

<出典:平成23年度 都立高校入試問題>
オームの法則を使い、グラフ上の座標から電気抵抗を求める。
この回であれば
電熱線X 2V÷0.2A=10Ω
電熱線Y 10V÷0.8A=12.5Ω
となる。
グラフ上のどの座標を取ってもかまわないが、「最も小さな数値が分かる座標」を見るのがセオリーだ。計算がラクだから。
正しく読み取るなら「上端or右端の座標」でもいい。

またオームの法則は V=IR など方程式で覚えるより、上図で覚えたほうが1つだけで済むからおすすめ。
IとかRよりも、単位であるA(アンペア)、Ω(オーム)で覚えよう。たしかに高校に行ったらRと覚えねばならないが、そんなことは気にしなくていい。いつの間にか覚える。
何でもかんでも覚えるということは凡人にはできない。私も凡人なので無論できない。
ラクに便利に覚える技を身につけると、後にありがたみが分かるようになる。
◆グラフを書く問題はもう出ないのか
解答用紙にグラフを書く問題は過去3回出ている。

2010年度 酸化物と酸素の質量の関係
2015年度 速さと時間の関係
2020年度 電流と電圧の関係
5年に一度のペースで出ている。
ということは次に出るだろうは2025年度入試。
と予想したが出なかった。
2026年は出るかもしれない
「化合物」「運動」「電流」と出されたので、今度は化学ではないだろうか。
イオンの量の変化などが怪しい。
備えておくことをお薦めする。