[2025年11月21日 更新]
いよいよ明後日11月23日(日)は東京都スピーキングテスト、ESAT-Jの本番。
都立高校受験者は対策必須です。
念のため、出題の仕方と採点基準を確認しておきましょう。
回答のコツも教えます。
◆大問4つ、全9問
問題を聞いて回答する時間は17分程度。
前回までの問題はここで公開されています。
https://global-navi.metro.tokyo.lg.jp/board_education/speaking-test/past.html
| 問題数 | ねらい | |
| Part A | 2問 | 英文を読み上げる形式の問題 英語音声の特徴をふまえ、音読できる力をみる |
| Part B | 5問 | 図示された情報を読み取り、それに関する質問を聞き取る 適切な応答、情報をもとに「質問する」、「考えや意図を伝える」、「相手の行動を促す」など、やり取りする力をみる |
| Part C | 1問 | 日常的な出来事を、相手に伝わるように状況を説明する力をみる |
| Part D | 1問 | 身近なテーマに関して、自分の意見とその理由を伝える力をみる |
参照:都教育委員会Webサイト
◆Part A
音読するだけ。
文章を見せた後、内容説明をされてから30秒の時間がもらえる。
内容説明中に文章を読むことも可能なので、最大で約50秒を確保できます。
その後、30秒間で音読する内容が採点範囲になります。
過去問の語数は
2024年 NO.1…43語 No.2…45語
2023年 No.1…43語 No.2…48語
2022年 No.1…44語 No.2…43語
それほど多くない。滑らかに読めば10秒程度は余るでしょう。
速ければ速いほど高得点になるわけではない。文と文の間は気持ち長めに時間を取るのがオススメ。あせってトチるよりは万倍マシ。
◆Part B
英語の質問を聞き、英語で解答する問題が4つ(2023年までは3つ)
あなたが質問する問題が1つ
聞かれる質問は
2024本試験 where,what,what,when
2024予備 which,why,what,what
2023本試験 what,what,which
2023予備 what,what,which
バラバラだけどwhatが多め。
答える時、注意すべきは主語と動詞の時制。
過去の出題と解答例を示します。
問:Where do you want to go?
→I want to go to the book store.
go toの「to忘れ」は減点されるだろうが、ミスったなら仕方ない。気にしない。
「book shop」はギリギリセーフでしょう。なお
store=売るだけの店
shop=作ったり加工する店 と覚えてください。マメチシキ。
飲食店はshopですね。cake shopとかramen shopとか。
問:When did you start learning English?
→I started learning it five years ago.
正確に答える必要はない。
ten years agoでもyesterdayでもいい。fifty years agoでも文法的にはマル。
I started learning it when I was six. でももちろんOKだが、英文が長いほどミスしやすくなる。自信があるなら構わないけど、そうでなければ簡潔に正しい英文法で聞かれたことに答えた方がいい。
前回2024年から、最後の1問は日本語を英語にするだけになった。
2024本試験 今までに訪れた国の数を質問する
2024予備 あなたの国で最も人気のある食べ物を質問する
大事なのはすぐ回答し始めないこと。
どう話すかを決めてから話し始める。途中で間が空きすぎると減点されちゃうからね。
文法的なミスは1つ2つあってもいい。
例えば2024年本試験を
How many country have you visited? (正しくはcountries)
How many countries have you been? (been toの方がいい)
としていても大した減点にはならない。伝わるから。
「文法と語彙に多少の基礎的な誤りがあるが、聞き手が十分に理解することができる。」という評価基準に該当するでしょう。
むしろ、ミスをおそれてアタフタする方がよくない。
完ぺきな回答など求められていない。ある程度正しく伝わればいいのだ。中学生のテストだ。
ドンといけ!

