[2021年6月18日 更新]
今回は都立進学指導特別推進校の大学合格実績を見ていく。
小山台、駒場、小松川、町田、新宿、国分寺、国際の7校だ。
いずれも現役での合格実績を挙げている。
ただし小松川のみ現役・浪人の合計数しか公表していない。よって順位分けの対象外にした。
結論から言うと、小山台の実績が上がっている。来年度の高校受験は難しくなるぞ。
◆前提
2021年春に卒業した学年の、入学時定員は
小山台316
駒場276
小松川317
町田317
新宿316
国分寺316
国際140
多くが8クラスだが駒場が1クラス少ない。
国際は140名と圧倒的に少ないことも覚えておいてほしい。
◆東京大
小山台1
国分寺1
新宿1
この3校のみ。浪人生を含めると小山台は3名になる。
国分寺と新宿には浪人生の合格者はいなかった。
◆東京工業大
1位 新宿5
2位 小山台4
3位 駒場2
4位 国分寺1
4位 国際1
参考 小松川2
新宿がトップ。次いで小山台。
国分寺が弱い。町田はゼロ。地域的な理由があるのかもしれん。
東工大すずかけ台キャンパスは、町田から近いんだけどね。
◆一橋大
1位 新宿3
1位 国分寺3
3位 駒場2
3位 国際2
5位 小山台1
参考 小松川1
わずかな差だが新宿と国分寺に軍配があがる。生徒数を考えれば国際は好結果か。国際高校は理系に弱く文系に強い。
町田はここでもゼロ。なお東京一工は浪人生を含めて1名も合格していない。昨年度は東京工業大と一橋大に現役合格者が計3名いた。
◆京都大
小山台1
ほぼいないだろうが念のため調べた。
小山台も京大合格は近年なかったのでアッパレ。
◆防衛大学校
1位 小山台3
2位 新宿1
2位 町田1
2位 国際1
参考 小松川1
なお、防衛医科大学校は小山台と小松川が1名ずつ合格している。
◆国公立大合計
1位 国分寺109
2位 小山台105
2位 新宿105
4位 駒場66
5位 町田60
6位 国際22
参考 小松川75
大学校も含めている。
国分寺がトップ。駒場と新宿が競っている。国分寺はやはり国公立大学に強い。次いで新宿と小山台。
小松川はおそらく駒場と町田の間くらい。
このクラスの都立高校で高校立大合格数における浪人生の割合は10~20%程度だから。
◆合格数の多い大学
最後に高校ごとの合格数の多い大学を見ていこう。
行きたい大学が決まっているのなら、これを参考にするのもアリだ。
小山台 千葉15
駒場 東京都立11
小松川 千葉22
町田 東京都立20
新宿 千葉17
国分寺 東京都立20
国際 北海道3
23区の高校は千葉大、多摩地域は都立大が多い傾向にある。
駒場高校は2番目が筑波大である。
国際高校は東京外語大のイメージがあったがそうではなかった(2020年と2019年春は東京外語大が1番)
小山台は、駒場&小松川と2馬身は離した印象がある。高校受験においても同レベルとは考えない方がいい。
小山台も2年前の春は、国公立大の現役合格77と苦戦していた。きっちり上向きにしてきたのだ。