都立中で入学辞退者が多いのはどこか

[2021年2月13日 更新]
都立中学校の入学手続き者が発表された。

今回は、過去4年間2018→2021年度の辞退者数を並べた。

<男子>
小石川 16→13→8→16
白鴎 6→3→3→3
両国 5→1→3→2
桜修館 4→9→7→3
富士 4→2→0→2
大泉 1→6→4→2
南多摩 1→1→2→1
立川国際 1→1→3→1
武蔵 3→5→6→7
三鷹 4→3→3→4

<女子>
小石川 10→8→20→7
白鴎 3→4→5→3
両国 2→4→2→2
桜修館 11→9→4→6
富士 3→1→1→2
大泉 2→4→5→3
南多摩 3→1→1→1
立川国際 1→2→2→1
武蔵 6→2→5→6
三鷹 3→3→6→2

男女とも小石川が最多。

小石川は私立難関中学校と併願する子も多いので、そっちに受かったから辞退するというケースなのだろう。

南多摩、立川国際、富士は少ない。

この3校は難関私立には合格できなかったり、そもそも私立を受けない子も多い。

合格しても入学辞退する者は中学受験に限らず毎年発生する。
都立高校はそれを見越して募集人員より多めに合格者を出す。

だが都立中はそうせず、「繰り上げ合格候補者通知書」というものを発行する。いわゆる補欠合格だ。そこには「繰り上げ順位」が書かれており、手続き完了後に欠員がいれば学校から電話がかかってくる。

都立中は1クラス40名ぴったりにするため、このような手段を採っているのだ。