都立入試数学 8割とる方法【数学編】

[2020年12月10日 更新]
都立入試で80点を目指す生徒は多いだろう。

偏差値60なら8割前後は取りたいもの。今回から各教科で80点を取るために必要なことを説明していく。

◆数学は最も分かりやすい
数学で確実に80点を取る方法はシンプル。

「大問3,4,5の最終問題は捨てる。大問2の証明で途中点を2点かせいで80点」これ。それ以外の方法はない。

理由はシンプル。この4問の正答率が著しく低いから。
下の表を見てほしい。

これは過去4年の都立入試数学、大問2~大問5の最終問題の正答率である。

この4問以外で正答率20%以下の問題は出ない(少なくとも過去7年間、1問もない)

よって正答率が低いであろうこの4問は、はなから捨ててかかった方がいい。もちろんやや易しめの問題が出ることもある。それも大問2だけ。

大問3~5の最終問題は高くても正答率24~26%(いずれも大問3)だったらそれを解く時間を他に使う方がいい。

◆あえて解くなら大問3
それでももう1問は稼ぎたいというならどれか。

お薦めは大問3の関数。平面・空間図形と比べると考えやすいから。
補助線も引きやすい。

逆に真っ先に捨てるべきは大問5の2問目(最終問題)

表だとそこまでひどくないが、その前はひどいよ。
2014年度 7.2%
2015年度 4.6%
2016年度 2.5%

数学で満点狙うような剛の者でなければ、最終問題は避けよ。

なお都立入試では、補助線を2種類引かせるような問題はまず出ない

共通問題を受ける受験生、誰も解けないから。