都立高校入試数学の法則<1> 連立方程式の解は絶対に整数?

[2025年3月19日更新]
◆都立共通問題では、整数の解しか出ない 
都立入試の数学。
計算問題を落とせないのは分かっているだろう。

大問1の計算問題をミスする受験生はまず受からない。1問5点だ。
その計算問題のうち、毎年1問ある連立方程式の計算について解説する。

加減法、代入法どちらのパターンも出されるが、分数・小数係数の問題は出ない。基本の基本なので絶対にとりたい。

そして、知っておくべきことがある。
連立方程式の解は、xもyも整数しか出ない。

分数になったら、間違っていると思ってよい。

過去27年間の過去問解答を列挙した。
2025年 x=4  y=7
2024年 x=6  y=-3 
2023年 x=2  y=-1
2022年 x=9  y=2
2021年 x=-1 y=6
2020年 x=3  y=5
2019年 x=4  y=6
2018年 x=2  y=6
2017年 x=3  y=4
2016年 x=2  y=5
2015年 x=4  y=-1
2014年 x=-9 y=4
2013年 x=2  y=-1
2012年 x=3  y=-5
2011年 x=3  y=-1
2010年 x=2  y=1
2009年 x=-7 y=6
2008年 x=9  y=6
2007年 x=-1 y=4
2006年 x=2  y=-1
2005年 x=2 
 y=1
2004年 x=-5 y=4
2003年 x=3  y=-1
2002年 x=7  y=2
2001年 x=-5 y=1
2000年 x=2  y=3
1999年 x=1  y=-4

他にもこんな法則がある。

・解は0にならない。
・2ケタの整数にはならない。
・x、yの両方が負の数にはならない。
 ・解が2、1、-1、-2になることが多い。27年間で22回も出ている。

覚えておこう。

なお連立方程式の文章題は21世紀に入ってから、都立入試には一切出ていない。
都立高校入試に限っては、いまさら中1、中2の教科書で文章題の復習する必要はない。

都立入試で点を取るのにはコツがある。
規則性を見つけ、効率よく勉強する方法をこのblogでは教えていく。