都立受験生の9割が誤解!? “個別相談会の本当の価値”とは

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[2025年12月10日更新]
都立高校の学校説明会はおおむね11月末で終了。
12月~1月に実施する学校は激減します。

2025年12/13(土)に学校説明会を実施するのは
大崎
大森
鷺宮
板橋
足立東
本所
葛飾野
芦花
東大和
神代
小平西
久留米西
府中東
国立
科学技術
赤羽北桜
葛飾商業
墨田工科

上位校はほぼ終了しています。
国立(くにたち)は「自校作成問題説明会」なのでこの時期なのでしょう。

12月以降で逆に増えるのが個別相談会
12/13度は青山や西で実施します。

ではこの個別相談会、行った方がいいのか。
私の考えを理由とともにお伝えします。

◆個別相談会は行かなくていい
まず個別相談会に行くデメリットはほぼありません。
しかし、唯一にして最大のデメリットが「受験勉強の時間が減る」ことでしょう。
約2か月後に都立一般入試を控える時期、土日曜日の半日を費やすというのがめっぽうデカいデメリットです。
その時間を使ってでも行った方がいい理由が、私には思い浮かびません。

なお個別相談会では、以下のことはまず教えてもらえません。
・2026年度入試に出る内容
当たり前。ただし、
「過去問を見て、どういう問題が出るのかを知っておいてください」

「過去問をやっておけば、似た出題傾向に対応できて点が取れるかも」

といったヒントが聞ける場合もあります。
まぁそんなヒント無くても、過去問は研究しておくのが定石ですけどね。

・過去の合格最低点
これは絶対に教えてもらえません。
受験生の平均得点、最高得点も同様。
「推薦入試では、オール5の受験生が△割くらいいた」くらいが、ギリギリ教えてもらえるかもらえないかの情報。
VもぎやWもぎの合格基準点を参考にするしかない。それでも次の入試が易しければ合格最低点は上がるし、逆もしかり。あくまで目安でしかありません。

反対に、教えてもらえそうな情報は
・今年の大学指定校推薦枠
・大学進学実績(≠合格実績)
・過去の推薦入試問題
・生徒男女比

など。隠してはいないけどオープンにもしていない情報。

ただし即答してもらえるとは限らない。
後日の回答だったり、「調べないと分からない」ではぐらかされたり。

ここで後日の回答をしてくれるようだと、その高校の印象は爆上がりするんですけどね。

以前、豊島高校で実感しました
<過去記事:豊島高校 塾対象説明会のようす

◆結論。行きたければどうぞ
身もフタもないけど、これが結論。
どうしても行かなきゃいけないモノではない。徒労に終わることもあるでしょう。

「どうしても聞きたいことがある」
「聞かなきゃ後悔する」

と思っているなら、行くとよいのでは。

参考までに。
私は自分の子の個別相談会には1回も行きませんでした。