[2025年9月27日更新]
昨日の続き。
<過去記事:【最新版】2026 都立高校受験の変更点>
◆変更点4 一般入試で新しい選抜方法
2026年度は深沢高校のみ実施。
一般入試(学力検査に基づく選抜)では、学力検査と調査書の配点比率が7:3が基本。
深沢高校のみ、
・学力検査と調査書の配点比率を7:3
・学力検査と調査書の配点比率を10:0
の両方を全受験生それぞれ算出し、各自の総合得点の高い方のみで判定する。
2015年度まで一部校で実施していた特別選考枠とはちょっと違う。
特別選考枠は、一般入試定員の90%は通常の配点(学力検査:調査書=7:3)で合格者を決定し、残り10%の定員分を特別(学力検査:調査書=10:0)で合格者決定するもの。
合格者のほとんどが通常の判定で決まる。
参考までに、2014年度入試で特別選考枠があった普通科は以下の通り
日比谷
戸山
西
両国
雪谷
井草
武蔵丘
北園
上野
足立新田(定員の20%)
篠崎(定員の20%)
小松川
立川
武蔵野北
町田
拝島(定員の20%)
国立
墨田川
国分寺
翔陽
特別選考枠は「調査書点は低いが、テストでは点を取れる者の救済措置」という位置づけだった。
だが今回の新制度は、募集人員の100%をこの方式で決定する。
どういう結果になったのかは、ぜひ都教委は発表してほしいものだ。
◆変更点5 定時制2次募集での志願先変更が不可に
2025年度までは全日制と同様に、定時制の2次募集でも志願先の変更が可能だった。
2026年度は不可能になる。

もともと2/21の一般入試でも、定時制は志願先の変更はできなかった。
定時制の2次募集はどこも全入になるだろうから、倍率を見て志願先変更することもない。
(2025年度は最高倍率が神代高校の0.54倍)
2022年度も2024年度も2025年度も、定時制2次募集で志願先変更者は0名。
2023年度は大崎→桜町への変更1名のみ。
特に問題ない変更だろう。
深沢の受験生以外はほぼ変更がない。
やるべきことは変えず、都立入試に備えてもらいたい。