都立高校入試 社会の勉強の仕方

[2024年4月8日 更新]
都立高校受験に向け、覚えるべき量が多いのが社会。

小学校時代からの基本的な知識があることを前提で、中学校社会はさらに必要な知識を追加してくる。

特に重要なのは世界地理。小学校ではあまり学習していないからだ。
・世界の主な大陸、海洋
・主な国の名称、位置

あとは日本とつながりの深い国(アメリカ、中国、韓国)を少し学ぶ程度。

全ての国名を覚える必要はない。
西ヨーロッパ(イギリス、ポルトガル、スペイン、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、ノルウェー、スウェーデン)
南・東南アジア(インド、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム)
北米(アメリカ、カナダ)
南米(ブラジル、アルゼンチン、チリ)
中東(サウジアラビア、トルコ、イラク、イラン)

これらは位置を必ず覚えておく必要がある。

西ヨーロッパや南・東南アジアは歴史と絡めた問題もある。
 鉄砲伝来→ポルトガル
 鎖国→中国、オランダ
 マゼランの航海→スペイン、フィリピン
など。

◆中3の一学期は中学校の定期テストに全集中
これから中3になるキミは歴史の現代史、政治・経済を勉強していくことになる。これらも都立入試には出るので定期テスト勉強が都立入試対策につながると考えて臨めばいい。

ここで覚えきれ。冬休みにはもう復習できる時間はほぼないと思ってもいい。

◆中1~2の地理、歴史は夏休みがラストチャンス
中3の夏休みに地理と歴史(第二次世界大戦まで)は覚えきろう。二学期は公民の勉強に時間を割くため、再び地理歴史に時間をかける余裕はない。夏休みがラストチャンスだ。

覚えるのに有効なのは問題集。一問一答形式を何周もしてほしい。
1周目で覚えている物は、2周目からは飛ばしてもいい。

覚えられなかった問題に△マークを付け、2周目からは△マークの付いた問題だけを書けるかどうか試す。

2周目でも書けない問題には2つ目の△マークを付ける。3周目以降も同様だ。
△マークが多い問題は自分が覚えていない・覚えるべき問題と分かる。自分専用の問題集が出来上がるわけだ。

問題集は本屋さんで手に取り、気に入ったものでいい。

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