[2025年9月16日 更新]
誰にでも口癖の一つや二つはあろう。
私の口癖は「確かに」と「さよう」と「気にしなさんな」だ。
色々な口癖が存在するが、大別すると「プラスな口癖」と「マイナスな口癖」と「それ以外」だろうか。
プラスな口癖は肯定的な口癖と言い換えてもいい。
「いいね」とか「安心してください」とか「おけおけオッケー」かな。
逆にマイナスな口癖は否定的な口癖と言える。
「無理」とか「ウザい」とか「残念! 切腹!」とか
こっちは聞いてて気持ちいいものではない。なるべくなら控えた方がよかろう。
人の性格は、その人の行動と発言で決められる。
例えば、キミが本当は根が暗く人見知りであったとする。
でも学校ではクラス全員にあいさつするようにしていれば、誰もキミのことを「根が暗いやつ」とは思わないだろう。
実際にどうかよりも、どう見られているか。
これで性格は決めつけられる。
◆口癖で性格が決まる
今回最も言いたいこと。
私が最悪の口癖だとおもっているのが「でも」だ。
相手に何かを言った後、「でも」で返されたらキミはどう思うだろう。
キミ「明日、空き地でコンサートやろうぜ!」
相手「でも人が集まらないかもしれないよ」
キミ「今日のお昼はどんかつ食おうぜ」
相手「でもとんかつはカロリーがバカ高いぞ」
そう。
「でも」は相手や相手の意見を否定する口癖なのだ。
当然、聞く側はいい気はしない。
口癖はもちろんのこと、これからの人生でもう二度と口にしてはいけない。
最悪の言葉だと思ってほしい。
◆相手の意見に乗れないときは「Yes,but」で
とは言え、相手の意見に乗りたくないこともあろう。
とんかつではなくエビチリが食いたいこともある。
そういう時は「いったん相手の意見を受け取り、その上で別の提案をする」といい。
相手「今日のお昼、とんかつ食おうぜ」
キミ「とんかつうまいよな。あいにくこの前、とんかつ食べたばっかなんだ。同じこってり系のエビチリはどうかな」
いったん相手の意見を好意的に受け入れる。
その上で別の案を提案する。否定するだけは絶対にNGだ。
実は「あいにく」は「でも」と同じようなニュアンスを持つ。
「あいにく」の方が”キミの意見はいいけれど“という意味合いがある。
どうしても「でも」と言いたければ、「あいにく」に置き換えるといい。
◆大人も同じ
これは中高生に限ったことではない。大人も同じだ。むしろ大人に気を付けてほしい。
職場で、家庭で知らず知らずに使ってはいないだろうか。「でも」を。
親子で一緒に「お互いに言わないようにして、相手が行ったら指摘する」と約束してはいかがかな。