[2025年9月14日更新]
全国に2校、ビジネスコミュニケーション科を設ける高校がある。
そのどちらも東京都立高校。大田桜台・千早高校である。
この2校、人気の有無がはっきりと数字で表れている。
今回は過去10年間の倍率から、今後の人気を予想してみよう。
◆推薦入試、下降の一途をたどる
2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | |
大田 桜台 | 2.43 | 2.21 | 1.60 | 1.75 | 1.71 | 1.54 | 1.04 | 1.21 | 1.17 | 1.13 |
千早 | 2.90 | 2.84 | 2.59 | 3.00 | 2.51 | 3.35 | 2.50 | 1.96 | 1.93 | 1.90 |
10年前とくらべ、両校とも倍率は下がっている。
2025年度の千早は過去最低倍率。
大田桜台もワースト2位。2025年度は79名の応募で70名が合格という緩い受験になった。
◆一般入試も低迷
2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | |
大田 桜台 | 1.12 | 1.16 | 全入 | 全入 | 全入 | 全入 | 全入 | 全入 | 全入 | 全入 |
千早 | 1.36 | 1.37 | 全入 | 1.25 | 1.29 | 1.36 | 1.41 | 1.25 | 1.13 | 1.17 |
一般入試はもっとひどい。
大田桜台は8年連続で定員割れの全入(受験者全員が合格)
おそらく2026年度も全入だろう。
千早は定員割れこそ免れているが、ここ2年は1.2倍を下回った。2026年度に急回復する材料もない。さすがに全入とはならないだろうが入りやすい状態なのは続くだろうね。