2026都立高校受験のキホン(1) 受験のチャンスは2回

[2025年3月8日更新]
2026年春に都立高校を受験したいが、受験の仕組みが全く分からない。

という中学生・保護者向けの記事を全5回でまとめる。

都立高校受験の初心者向けに記すので、このblogの古参読者には当たり前のことばかりだが承知いただきたい。

前提は
・2025年3月時点での情報であること。変更される可能性もある。
・一般的な都立高校受験の方法をまとめたので、例外や細かい点は省くこと。

この2点は承知いただきたい。

◆都立高校に合格するチャンスは2回
皆さんが都立高校に進学したいと考えた場合、受験の機会は2回ある。
機会1 推薦入試(正式名称は推薦に基づく選抜)
機会2 一般入試(正式名称は学力検査に基づく選抜)

2回とも受けてもいいし、1回だけ受けてもいい。

ただし、推薦入試で合格したら一般入試は出願できない
推薦入試で合格を確保し、一般入試で上のレベルの都立に挑戦はできないということだ。

推薦入試が不合格なら一般入試を受けることができる。その際は受ける高校を変更してもOK。

◆推薦入試は受かりづらい
それぞれの入試の特徴は

推薦入試
試験日…1/26~27
選抜方法…調査書(通知表)、面接、作文・小論文
募集人員…全募集数の20%

一般入試
試験日…2/21
選抜方法…調査書(通知表)、5科のテスト、ESAT-J(スピーキングテスト)
募集人員…全募集数の80%

推薦入試が1回目の受験機会であり、合格する人数が少ない。

2025年度の全日制普通科の倍率は推薦入試が2.60。一般入試が1.30倍。

募集人員が100名だとすると、推薦入試だと160名が不合格になり、一般入試だと30名が不合格になる計算だ。

ダメ元で推薦入試に出願することはもちろん可能だが、推薦入試では「本来なら、より上のレベルの高校に臨める」ような子が挑んでくる。狭き門だと思ってほしい。

◆まずは通知表UPと一般入試対策に注力
中3の一学期は、通知表UP。とりわけ3を4に上げることに注力してほしい。

同じ1点UPでも、4を5に上げるよりずっと容易だ。

だから中学校の定期テストはもちろん、小テストや提出物でいい印象を先生に与えておくのが大切。

中学校の定期テスト対策がそのまま都立高校一般入試の対策につながると考えよう。特に数学、社会、理科はね。

中1~2内容の復習は、中3夏休みで充分に間に合う。

繰り返す。
中3の一学期は定期テストに全力を注いで、通知表を上げよう。

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