自宅に100枚のコピー用紙を用意するメリット

[2020年7月17日 更新]
数学の計算問題をノートにぎっちり敷き詰めるように書く子は成績が伸びない、と私は考えている。

計算は正しく答えを出すことを求められている。
だったらそのための正しいやり方を実行すべき。

例えば1次方程式の計算なら、 = の位置をタテにそろえる。

5x + 6 = -9 + 2x

5x - 2x = -9 -6 

3x  = -15

x  = -5

ズレて見えなければいいが。

スペースを空けて書くこと自体は何ら問題ない。むしろ「何が変わったか」が見やすくなるからお薦め。

◆まっすぐ書いてる?
よく見るのが、
ひっ算する際に横線を引くのだが、それがノートや用紙の辺と平行でないケース。

「まっすぐでなくても問題ない」と思っているのだろう。大問題だ。

成績が伸び悩む子はこういう「当然のこと」を意識していないことが多い。
たかが横線、されど横線だ。

◆紙を大量に用意しよう
子どもの中には「ノートがもったいない」と言いながら、ぎっちりノートに書き込むような子もいる。

断言するが、ノートをケチっても何のメリットもない。
ノートはガンガン使う。なくなったら新しいものをすぐ使う。

例えばキミは1年間に数学のノートを何冊使う?
5冊以下なら少なすぎる。勉強しなさすぎ又はノートをケチりすぎ。

わたしは塾生にこう言っている。
ノートをケチっても何のメリットもない。ガンガン使え。

中高で毎年15冊使っても90冊。ノート1冊100円として、9000円。大学生になってから時給1100円のバイトを1日やれば、6年分のノートが買える。

土日の2日間バイトすれば、180冊のノートが買える。使いきれない量のノートをあっさり買えるのだ。

これを保護者の方が読んでいるのなら、いっそ10冊くらいノートを買いだめておく
といい。もしくはコピー用紙100枚くらいつねに今に置いておき、計算に使わせる。

書くことを習慣づけないと、あとあと面倒なことになる。

書くことで「覚える」ことに脳を疲れさせず、計算に脳を使うことができる。

数学の基本は書くこと。図を書く、グラフを書く、分かっていることを書きだす。書いて書いて書きまくれ。

そのための紙、ぜひ用意してあげてください。