[2020年7月18日 更新]
私立高校ではスマホやパソコンを使ったオンライン説明会を開催するところも少なくない。
例えば
豊島岡女子学園高校…9/5~9/6 動画配信
一方の都立高校。
8月以降で従来の学校説明会・見学会を実施する高校も半数程度だろうか、判明しだしている。
今回は、いくつかの都立高校の学校説明会・学校見学会の状況を比べていこう。
◆文京高校は予約なし。豊島高校は予約制
例えば文京高校の学校見学会。8月は
11日(火)
12日(水)
13日(木)
14日(金)
17日(月)
18日(火)
19日(水)
20日(木)
21日(金)
の9回実施する。ただし各日40人までしか参加できない。
1家庭2名という制限があるので、実質は20家庭ほどしか参加できないのだ。
しかも予約はできず当日、学校まで行かねばならない。「定員人数に達した時点で募集を締め切らせて頂きます。」とあるので、はるばる遠方から行ったとしても40人が並んでいたらもうアウト。
1日1回しか実施しないので、また明日来なければならないのだ。
これはいくらなんでも不親切じゃないかな。「40人も集まらない」という算段なのだろうね。
ネットで予約制にして、もし欠席者が出たら当日参加もOKというようにしておけばいいのに。
もしくは「30名は予約制。10名は当日並んでいただく。欠席者分も並んだ方から抽選にする」など他に方法はあるように思うのだけどね。
参照:文京高校HP
2020年7月18日加筆
ネットで申し込みに変わってました。
他方、豊島高校の8月学校見学会は
11日(火)
12日(水)
13日(木)
14日(金)
18日(火)
19日(水)
21日(金)
の7回実施する。毎回、9:30開始と14:00開始の2部から選べる。
予約はホームページから。明後日7月20日(月)から始まる予定だ。定員は不明。
なお豊島高校は校舎が工事中のため「今回の見学会では、校舎見学・個別相談は行いません」と明記している。
学校見学会なのに、じゃあどこを見るのだろう? 気になる。
参照:豊島高校HP
事情はあるだろうが、一体どちらが保護者や中学生にとって安心できるか。考えるまでもあるまい。
今回調べたところ、それなりの数の都立高校がこの「ネットで予約制」を取っている。
他だと、深沢高校も予約制なのだが、電話予約のみ。
事情はあるだろうけど、さすがに今どき電話のみってのはいただけない。他の都立高校ではできているんだから。
参照:深沢高校HP
◆田園調布高校は1日で1080名定員
余計なお世話かもしれないが心配なのは田園調布高校。
学校見学会は8月8日(土)
10:00~10:30
12:00~12:30
14:00~14:30
の3部構成なのだが、各回の定員は360名。1日で最大1080名のお客さんが集まる。
それに加え、教員と在校生もお手伝いで参加するからね。
ちょっと多くないですかね。
すでにHPで予約開始しており、7月15日に確認した時点で380名以上が申し込んでいました。10:00~10:30の部は241名が申し込み済み。
参照:田園調布高校HP
◆個人対応してくれるところもある
上野高校や足立新田高校は平日に申し込めば、個別対応してくれる。
密は避けられるのでいい取り組みだと思う。
◆オンライン学校説明会は
計画中なのは駒場高校。
まだ詳細は発表していないが、8月24日以降にホームページでお知らせする予定だそう。こうやって日付を明記してくれると安心ですね。
参照:駒場高校HP
日比谷高校は、海外在住・都外在住生対象の学校講演会をオンラインで実施する。
東京に来るのが難しい人向けにオンライン実施。まさに相手の立場でどうしたら便利かを考えてくれている。本当にいい学校だわ。
参加申し込みはメール。
参照:日比谷高校HP
第一商業高校もオンライン学校案内とオンライン個別相談会を実施する。
第一商業はYouTubeチャンネルも開設しており、外部へのPRも他の都立高校より先を行っている。
参照:第一商業高校HP
過去の記事でも書いたが、何も考えず「とりあえず普通科に」と思っている子は、一度ホームページを見てみるといい。
<過去記事:令和元年度 都立高校等合同説明会に行ってきた>
◆オンライン学校説明会との併用をする都立高校も
都立八潮高校は、学校見学会を8月1日と21日に予約制で実施。
その様子をオンラインでも配信する予定だ。しかもオンライン配信は予約不要である。
予約が必要となると気持ちのハードルは高くなる。こうやってオープンにしてくれれば気軽にみられるので、参加者としてはデメリットもなく嬉しい。

お客さんがどちらにするか選べるわけだ。三密や電車移動が気になる人は、オンラインで参加すればいい。
参照:八潮高校HP
オンラインとの併用開催。
これが今夏の学校説明会、ベストの方法ではないだろうか。

