都立推薦入試 7年間の倍率推移(3) 旧4学区

[2025年10月18日 更新]
間が空きましたが、都立推薦入試の倍率と応募数の推移を見ていきます。
<過去記事:都立推薦入試 7年間の倍率推移(1)

2019年度から2025年度までの7年分。
都立推薦は受験者数を公表していないので、応募倍率で出しています。

◆旧4学区 7年間の推薦倍率推移
文京、豊島、北、板橋区の普通科高校の応募倍率を並べます

2019202020212022202320242025平均
竹早2.263.753.953.523.483.622.453.29
北園3.132.343.273.903.332.312.612.98
文京3.233.063.243.863.282.532.383.08
豊島2.743.633.723.353.844.664.003.71
向丘3.282.913.673.652.173.382.343.06
高島4.163.402.693.653.373.802.973.43
板橋3.334.175.743.243.145.003.484.01
大山1.612.132.131.411.591.041.201.59

大山を除き3~4倍。

板橋は5倍を超える年が2回もありました。
板橋は2022年春から新校舎に続き、体育館や校庭も新しくなっています。その影響が大きいでしょう。
YouTubeで新校舎の様子は見られます。
https://youtu.be/DOCXXVFD_po

豊島は2021年秋に新校舎が完成。2023年春には校庭も新しくなりました。
制服も新しくなっています。

豊島高校Webサイトより

大山は年々、人気が下落しています。
2024年度は推薦入試でも全入になりそうなくらい受験生が集まりませんでした。
三次募集まで行い、定員割れで新学年が始まっています。

色々原因はあるでしょうが、2025年10月時点で2025年春の進路情報がWebサイトに載っていないのはその一つかなと思います。

◆受験者数も豊島・板橋が強い

2019202020212022202320242025平均
竹早118165174183153163130155.1
北園197145206246210148167188.4
文京229217204274233182171215.7
豊島148196201181242298256217.4
向丘177157198197137189131169.4
高島262211167226212243190215.9
板橋183225310175198280195223.7
大山7483836573504868.0

受験では隔年現象というものがあります。
前回の受験で高倍率過ぎた場合、翌年の倍率は下がる傾向があるのです。
また高倍率になったらイヤですからね。
板橋高校の2021年→2022年はまさにその隔年現象です。

でもこうやって7年間の推移を見ていくと、傾向は分かってきますね。
来年は向丘、竹早は応募者が増えそうです。