[2019年7月21日更新]
都立高校を選ぶ際、キミ達があまり意識しないであろうポイントが「最寄駅からの距離」だ。
駅から徒歩5分の高校と徒歩10分の高校なら、往復で10分の差が出る。
1日10分違えば、1ヶ月に4時間。年間で40時間は違うのだ。
徒歩3分の高校と徒歩13分の高校ならその倍、年間で80時間以上も差が出る。
これは大きい。
「自転車で通うからカンケーない」
と思う御仁もいるだろう。だが、大雨や雪の日はどうする?電車やバスで通わねばなるまい。
よって、駅からどのくらいの時間がかかるのかは知っておく方がいい。
そうすると、なるべく駅から近い高校の方がいいだろう
今回は、駅から歩いて3分以内の高校を紹介する。
なお「駅から」というのは、どこを起点とするかご存知だろうか。
駅の改札ではない。駅の出口が起点である。
よって地下鉄では駅構内を散々歩いてから出口にたどり着く、というケースもある。
ドア・トゥ・ドアの時間は、ぜひ実際に自分で計ってもらいたい。
◆「駅から3分以内」で通える都立は14校

専門学科も含め、駅から3分以内で通える都立高校を列挙した。
最短なのは小山台。ホームページでは「徒歩0分」「日本一駅から近い学校」とうたっている。

<出典:小山台高校ホームページ>
徒歩1分は4校。
文京高校は巣鴨新田駅から確かに近い。が電車通学で都電荒川線を使う生徒は少ない。
JR山手線の大塚駅、もしくは都営三田線の西巣鴨駅の方が多い。
前者で徒歩7分、後者は10分ほどだ。
工芸高校は駅を出て交差点を2回渡らねばならない。
1分で高校にたどり着くことは実質不可能と言えよう。行けば分かるはず。
富士高校は確かに1分で校門には着く。
が、玄関までは長い道のり&上り階段が待ち受けている。がんばれ。
徒歩2分以内で通えるのはすべて23区内の高校。7校のうち4校が山手線の内側にある。
やはり交通の便では、23区内の高校に軍配が上がる
◆自転車通学不可の都立高校がある?
都心の都立高校だとスペースの都合や、駅前などの立地条件によって自転車通学を禁止している。
日比谷高校、新宿高校、三田高校、工芸高校は自転車通学できない。
六本木高校は自転車通学OKだ。
ちなみに六本木高校を聞いたことがない人も多いだろう。
2003年までは都立城南高校という名だった。
日比谷、青山、三田などの近隣高校の定時制課程を集めてできたチャレンジスクールだ。
言い方は悪いが、近隣進学校のお荷物である定時制課程を寄せ集めた学校。
これにより上記の3校では2005年度以降、18時までに全日制の生徒が学校を出る必要もなくなった。
学校に居残って自習をすることができるようになったのだ。
港区六本木という好立地だが、定時制というイメージからか知名度は低い。
「定時制」というだけで、選択肢から外しているのだろう。
午前部もあり、いわゆるフツーの全日制と同じように3年間での卒業も可能。
定時制のためか、大学進学実績は高望みできない。
日東駒専が毎年1,2名いるかどうかのレベルだ。
しかし受験倍率・実質倍率は高い。
2018年度入試は1.61倍、2017年度入試は1.80倍だ。
やはり立地が別格だからだろう。
興味があれば見学に行くといい。
ただ、個人的にはお薦めではない。理由は高倍率。
これだけだ。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko