[2019年7月28日更新]
2020年3月31日をもって、都立赤羽商業高校が閉校する。
令和になって最初に消える都立高校だ。
2012年3月に芸術高等学校が閉校したのを最後に、都立閉校はいったんストップしていた。
(北多摩、南多摩、三鷹は中等教育学校になった)
ご父兄の中には「あの高校、なくなったの?」と感じることもあるでしょう。
今回は廃校となった都立高校をピックアップした。
併せて、その跡地に何ができたかも調べたので見ていただきたい。
◆そのほとんどが別の都立高校になった

跡地については
白…都立高校
水色…他の公施設
橙色…それ以外
と色分けしている。
ほとんどが統合などにより新しい都立高校になっている。
唯一、芸術高校のみが閉校後も建物がそのまま残されていて、利用されていない。
閉校後の様子
◆今後も工業高校の閉校が続くか
21世紀に閉校した34校のうち17校は商業・工業高校である。
東京都に限らないが、高校進学=普通科進学 の流れは止まらない。
特に商業科の低倍率が目立つ。

ご覧のとおり応募倍率ですら、ほぼ倍率が出ていない。
(実際は当日欠席者がいるので、これより低倍率になる)
特に区部は受け入れ定員と受験生数のバランスがあっていない。
あと1~2校減らしたくらいがちょうどいいだろう。
同様に工業高校も志願者は減ってきている。
今春の一般入試で倍率1.5倍を超えたのは工芸高校のデザイン・グラフィック、多摩工業と府中工業のみ。
工芸は一般的な工業高校ではない。
学校全体の応募倍率が1.0倍を超えたのは工芸と葛西工業(1.1倍)だけだ。
こちらも1~2校減らしてもいいくらいだ。
今のままでは「どうせ勉強しなくても、成績悪くても絶対に合格する」とたかをくくった受験生が増えることは避けられないだろう。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko