[2025年3月3日更新]
「都立高校入試、グループ作成問題ってなんですか」
と質問があったので、いい機会だからまとめる。
グループ作成は2014年度から2017年度に廃止されるまでの4年間実施。以下3グループに分けて行われた。国際高校は独自問題を継続した。
・進学指導重点校 7校
日比谷、戸山、青山、西、八王子東、立川、国立
・進学重視型単位制高校 3校
新宿、墨田川、国分寺
・併設型高校(中高一貫教育校) 5校
大泉、富士、白鴎、両国、武蔵
各都立高校の問題作成の手間を軽減する狙いだったが、高校側からは不評だったようだ。あっという間に廃止される。
グループ作成問題はその一部を、自校で作った問題に差し替えてもOK。
以下のルールに則っている。
平成27年度 東京都立高等学校入学者選抜学力検査
進学重視型単位制高校グループ作成問題
出題の基本方針
1 中学校の教育課程に基づく学習の成果としての学力を検査することを基本とし、出題の範囲は、中学校学習指導要領に示されている内容によるものとする。
2 出題の内容は、各教科とも、中学校学習指導要領に示されている教科の目標及び内容に照らして基本的な事項を選ぶとともに、一部の領域に偏ることのないようにする。
3 出題に当たっては、基礎的・基本的な知識及び技能の定着や、思考力、判断力、表現力などをみるとともに、体験的な学習や問題解決的な学習などの成果もみることができるようにする。
進学重視型単位制高校グループ作成問題、作成及び検査実施方針
1 検査問題のグループ作成は、国語、数学、英語の三教科で実施する。
2 検査問題は、各校の校長が指名した作成委員により構成された作成委員会が、上記の出題の基本方針及び各教科の出題の方針に基づき作成する。
3 グループ作成問題を自校で作成した問題に差し替えて出題することができる。但しその場合も差し替える問題は各教科大問1~2問とし、他の問題はグループ作成問題で出題する。
参照:国分寺高校Webサイト
2018年度からはそれぞれの高校が問題作成する自校作成問題に戻った。
ただし両国・白鷗・富士・大泉・武蔵の併設型中高一貫校はグループ作成問題が続いた。
それも2020年度入試をもって終了。
2021年度入試では、大泉・白鴎・両国も全5教科で共通問題を使用するようになった。
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