都立推薦で重視すべきは面接か小論文か

[2022年3月23日 更新]
2022年度の都立推薦入試。どの高校も配点はおおむね
調査書    50%
面接     20~30%
小論文・作文 20~30%

であった。

配点が同じ高校であっても「面接で高得点をつける学校」では面接で失敗すると大差をつけられることになる。

「小論文・作文で高得点をつける学校」では小論文・作文で失敗できないということだ。

では各高校がどのくらいの点数配分を行ったか。
すでに2022年度推薦入試の結果を公表している2校を比べてみよう。鷺宮と豊島だ。

◆配点は一緒
作文と小論文の違いはあれど、配点は同じ2校。

鷺宮
調査書500
面接200
作文300

豊島
調査書500
面接200
小論文300

得点の分布は以下の通り。

鷺宮

300点満点の作文は半数以上が240点超え。
全体の2割が285点超えである。
ここで270点以上取れない者からまず脱落していくように思える。

一方で面接はバラバラ。110~119点が最も多いが、160点以上あれば上位2割には入れそうだ。

面接と作文どちらもいいに越したことはないが、作文でコケられないのが鷺宮と言えよう。作文で240/300点満点に届かねば下位4割となり、とうてい合格は望めない。

豊島

面接の点がばらけているのは鷺宮と同じ。

注目すべきは小論文の点。満点付近はほとんどおらず、0点付近の方が人数が多い。豊島高校は ずいぶんと辛く採点しているようだ。

逆に面接は高得点にもそこそこ人数がいるので、得点しやすいはず。面接できっかり満点付近を取り、小論文でそれなりの点(200点/300点満点)を取れば上位2割には入れる。

豊島では面接対策が重要だと言えよう。

◆今はとにかく通知表
面接や小論文対策は、まだ現中学2年生のキミらが始めなくてもいい。

今はとにかく定期テストと通知表の点を上げることだ。

なんだかんだ言っても、推薦入試は50%が調査書点が占める。推薦入試では、通知表が悪くての逆転合格はまず起こらないと思っていい。

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