2021神奈川県立高校の入試問題から都立入試を予想

[2021年2月18日 更新]
公立高校の一般入試が早いのは関東地方。

2021年度の入試開始日は、

神奈川県 2月15日

東京都 2月21日

千葉県 2月24日

埼玉県 2月26日

茨城県 3月3日

栃木県 3月8日

群馬県 3月9日

東京都より早いのは神奈川県のみ。

神奈川県も入試での除外範囲があるが、東京都とは若干ちがう。

例えば数学の除外範囲は

東京…三平方の定理、標本調査

神奈川…標本調査

なお神奈川県は「各教科書の何ページが除外範囲か」を公表してくれている。これは受験生にとってありがたい。

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/24739/r3_shutsudaihanihosoku.pdf

完全に除外範囲が合致しているのは国語のみ。

国語は「中学校第3学年で新たに学習する漢字 」が東京、神奈川とも除外される。

漢字や英単語も,、神奈川県教育委員会は「何が出ないか」を一覧にしてくれている。欲を言えば「何が出題範囲に含まれるか」の方の一覧を作ってくれたら勉強しやすいのだけどね。

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/24739/kanji_list.pdf

なお都立高校入試の理科範囲については以下を読まれたい。

<過去記事:都立入試理科 除外範囲を日本一わかりやすくまとめた

◆神奈川の漢字問題を見てみよう
<読み>

1. 元気よく挨拶する。

2. 政権を掌握する。

3. 惜別の念を抱く

4. 無事に目的をげる。

過去31年間、都立共通問題では出たことのない漢字ばかりだ。
だが「惜別」と「遂げる」は出るような予感がするので覚えておくといい。

<書き>

1. エンチュウの体積を求める

2. 会員としてトウロクする。

3. 公民館のキソクを守って楽しむ。

4. 税金をオサめる。

実際の問題はセンター試験と同じく、同じ漢字を使う文を選ぶ形式。
いずれも過去31年間、都立共通問題では出たことのない漢字。

「トウロク」「キソク」は出てもおかしくないね。

◆数学と理科は、これをやっておくといい
数学、円周角の問題はちょっと難しい。
でも解けるはずなのでぜひ試してみて欲しい。

↓2ページの最後の問題(カ)

https://static.tokyo-np.co.jp/tokyo-np/pages/PDF/k-shiken/2021/kng_su.pdf

理科、神奈川の問5は「力」の問題。

東京都で除外される「力学的エネルギー」を含まない問題である。

都立入試の大問6(物理)は順番だと「運動とエネルギー」だが、上記単元は除外される。

となると、今年の神奈川県のような問題が出る可能性が高い。私は塾の生徒にやらせた。

https://static.tokyo-np.co.jp/tokyo-np/pages/PDF/k-shiken/2021/kng_ri.pdf