[2022年9月5日 更新]
今年、中3の保護者になってこのBlogを読み始めてくれている方もいるだろう。こんにちは、おりぐち です。
このblogでは都立高校受験のことを中心に、中3の保護者や塾講師が役に立つ情報を伝えている。
私自身の備忘録として、私が何をどう考えているかを整理するために書いている。
また、これを読んだ受験生が、ほんのかすかにでも勉強に対して前向きに行動に移してくれたら嬉しい。
とげとげしい語調なので敬遠される方もいるだろうが、じきに慣れるだろう。
◆私立高校は毎年、クラス数が違う
さて今日の本題。
私立高校は大きく分けて2種類。併願優遇をするかしないか。
併願優遇をしない高校受験は、2月10日から始まる都内私立高校の入学試験を受け、点数の高い者から合格するのが一般的。
例えば早稲田実業高等部。
2022年度一般入試では、708名が受験し193名が合格している。
募集定員は80名。国立(こくりつ)、都立高校も受ける受験生が多いためだろう。
早稲田実業は中等部から上がってくる子もいる。それを合わせた各学年の生徒数は
1年生 404
2年生 384
3年生 392
参照:スタディ高校受験
多少の違いはあれど、毎年ほぼ同じ生徒数である。
もう一種類の併願優遇をする私立高校。
多くは都立志望を第一志望とし、都立に不合格ならその私立に入学するという約束をするのが併願優遇。
よって私立高校にとっては「併願優遇を出したけど、思ったより都立に合格する子が多いor少ない」ということが毎年のように起こり得る。
例えば豊島区にある豊南高校の生徒数は
1年生 274
2年生 165
3年生 250
参照:スタディ高校受験
1年生が2年生の約1.7倍にもなっている。
クラス数も高1から順に10,8,7と異なる。
募集定員を増減させることはあるが、1.7倍は信じられない。
例年320名募集している日比谷高校に、ある年だけ530人が入学したらどうなると思う? 教室数はもとより、先生の数が足りなくなる。
逆にある年だけ190名しか日比谷高校に入学しなかったらどうなる?
そういった不安定な学校経営を毎年しなければならないのが私立高校だ。
付属の中学校があれば、ある程度の内部進学生を見込める。
中下位の私立高校が中学校を設置する理由の1つと言える。
中学部3学年の合計生徒数が30名なんて私立もある。
ド田舎の私立ではない。23区内の私立だよ。
そりゃ共学化して生徒数を確保したくなる気持ちも分かる。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko