2025年度都立一般入試 定員割れ校一覧

[2025年9月25日 更新]
2025年度の都立高校一般入試で定員割れ(募集人員未満の受験者)だった全日制を並べる。

都立高校一般入試では、募集人員と受験者数が同じであれば全員合格(全入)となる。
また、募集人員より2~3名多くの合格者を出すのが都立一般入試の慣例。
2026年度も変わらないだろう。

◆普通科は25校

学校名募集数受験数倍率
八潮1681140.68
大森551300.42
深沢1421040.73
光丘1851250.68
田柄129950.74
大山137910.66
足立新田2091920.92
淵江1791440.80
青井142740.52
篠崎2221770.80
葛西南1901010.53
山崎138900.65
野津田100460.46
東大和2212080.94
拝島2212120.96
多摩159780.49
五日市127570.45
秋留台1361160.85
東村山西1891610.85
永山2432250.93
忍岡1241090.88
美原1561450.93
飛鳥1701680.99
板橋有徳1561510.97
翔陽1931380.72

いずれも学力下位クラスの学校が並ぶ。

受験者数ワースト1位は五日市の57名。
野津田は普通科こそ46名だが、体育・福祉科で26名いるので最下位は免れた。

他2ケタなのが青井、多摩、山崎、大山、田柄。
2026年度は分割募集がなくなるので、一般入試の定員は増える。
青井、山崎、大山、田柄は2025年度が分割募集だったので、おそらく2026年度も定員割れは堅いだろうね。

◆総合学科は3校

学校名募集数受験数倍率
つばさ総合1641580.96
世田谷総合1641450.88
町田総合1641590.97

総合学科は10校のうち3校が定員割れ。
最も募集人員と受験者数の乖離が大きいのが世田谷総合。それでも19名差なのでそこまで大きくはない。

商業は5校が定員割れ

学校名募集数受験数倍率
江東商業105870.83
第一商業126980.78
第三商業105880.84
第四商業105720.69
大田桜台105700.67

芝商業は99名募集で100名が受験し全員合格。定員割れではないが全入となった。
23区の商業高校はどこも生徒が集まっていない。ビジネスコミュニケーション科の千早高校が126名募集で153名受験(1.21倍)

多摩唯一の第五商業はいつも定員割れせず、ちゃんと選抜が行われている。

◆工科高校はすべて全入

学校名募集数受験数倍率
蔵前工科111710.64
墨田工科119830.70
総合工科105510.49
中野工科63530.84
杉並工科118260.22
荒川工科112500.45
北豊島工科97470.48
練馬工科88530.60
足立工科101790.78
葛西工科115770.67
府中工科105970.92
多摩工科106930.88
田無工科105850.81
六郷工科96640.67

この表にないのは町田工科のみ。
町田工科は105名募集で105名が受験し全入。

つまり、工科高校は全校が全入だった。

注意してほしいのは、コースによっては倍率が出ているということ。

例えば墨田工科は
機械  募集28 受験9
自動車 募集21 受験30
電気  募集45 受験23
建築  募集25 受験21

と自動車科のみ倍率が出た。不合格も出ている。
「どのコースでもよい」のであれば、必ず合格できたということ。

こだわりがないのなら、都立高校には必ず入学できる。
だが皆さんには「入れるところ」ではなく「入りたいところ」を目指して、正しい努力をしてもらいたい。