[2025年8月10日更新]
中学校に入って英語で苦労している中学生へ。
英単語を勉強する際に、気を付けてもらいたい点を3つ伝える。
すぐに3つともできなくてもいい。1から順にひとつずつ意識してもらいたい。
ポイント1 品詞を意識する
そもそも「品詞って何?」と思う子もいるだろう。
日本語だと
名詞・代名詞…水、ノート、東京、あなた
動詞…走る、考える、いる
形容詞…青い、大きい
形容動詞…のどかだ、健康だ
副詞…のんびり、とても、きっと~だろう
連体詞…大きな、この、たいした
接続詞…しかし、よって、もしくは
などがある。
英語では
名詞・代名詞…water、notepook,London、you
動詞…run、think、is
形容詞…blue、large
副詞…slowly、very、also
助動詞…can、will、may
接続詞…and、but、while
などがある。
名詞や動詞はまずまず分かりやすい。
だが、形容詞と副詞を何となく意味だけで覚えている中学生が多い。
品詞によって使い方も置く位置も異なる。
・形容詞は名詞を修飾する
・副詞は名詞以外を修飾する
と覚えればいい。
She walks quickly. 彼女は速く歩く。
The rabbit is very quick. そのウサギはとても素早い。
だが同じ単語でも形容詞の意味、副詞の意味両方を持つものもある。
例えばfastは
That car is very fast. あの自動車はとても速い(形容詞)
The new computer works fast. そのパソコンは速く動く(副詞)
と形はそのままで複数の働きをする。
中学校ではまず出てこないが、fastには
断食(名詞)
絶食する・断食する(動詞)
という意味もある。
朝食を英語で言うとbreakfast。直訳すると「断食を壊す」
これは、夕食を食べてからの長い断食期間を破って食事するという意味を持っているのだ。
単語を覚える際は意味だけでなく、品詞もセットで覚えると後々ラクになるぞ。
ポイント2 声に出して読む
皆さんは日本語をつかえるだろう。ではどうやって日本語を覚えたかな?
最初に周りの人が話す言葉を聞き、その後に少しずつしゃべるようになっただろう。読み書きはそのずっと後だったはずだ。ふつう言葉は聞く・しゃべるから身につけていく。
だからキミたちも、単語を覚えるときは正しい発音を聞いて、声を出して覚える方が手っ取り早い。
今はネットで簡単に発音を聞ける。もちろんタダだ。
今の都立入試では出ないが、アクセントの強弱も分かる。
ポイント3 そして書け
学校のテストそして入試のほとんどが、英語を書いて解答する形式。
都立高校入試はマークセンスが主だが、英作文も必ず出る。
いくら読めて意味が取れても、正しいスペルで書けねばテストで点が伸びないということだ。
練習するときは、紙に書くこと。
目だけでなく手で覚えよ。