2020 都立高校の募集人員が発表

10/10に都教育委員会のサイトで、来年度入試の募集人員が発表された。

今回はこの数について私の意見を述べる。

なお全高校の人数は、以下の都教育委員会のサイトに載っているので、見るといい。
<出典:令和2年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員

◆26の都立高校でクラス減

今年の春と比べ、26校が1クラスずつ募集人員を減らすことになった。
1クラス40名と考えるので、約1,000名の定員減になる。

では、どのような都立高校のクラスが減らされるのか。
今春の一般入試受験倍率を併記したが、気づくことがないだろうか。
受験倍率の低い高校が多い、ということが分かろう。

たとえば23区の普通科高校で、今春に3次募集までやった高校は4つ。大森・蒲田・八潮・足立東である。

この4校は当然、来春はクラス減となる。

一方で、倍率1.2倍以上だがクラス減となる高校もあった。
黄色い背景の4校である。広尾・竹早・小川・東大和。

小川と東大和は、もともと8クラスと多かったので減らしたのだろう。これは納得できる。

一方、広尾高校と竹早高校は減らす必要があったのだろうか。
他に受験倍率は低いのに、クラス数が今春と来春で同じ高校はいくつもある。

以下は一例だ。
都立下位校は全く人気がない。

また、専門学科も実倍率1.0倍が目立つ。
広尾高校はもともと募集人員が少ない。
校舎自体が広い高校ではないからだ。

では竹早高校はなぜ募集人員を減らしたか。
ずばり大学合格実績を上げるべく、入学者を厳しく選抜するためだと考える。

最近の竹早高校は元気がない。
このブログでも以前書いたが、北園高校に追いつかれ小山台高校に突き放されている。
3年後に期待しているのかもしれないね。