志望校の選び方

[2021年5月26日 更新]
高校受験は「志望校を決めること」から始まる。

ではどうやって志望校を決めたらいいのか。

今回はそのポイントをお伝えする。

◆優先順位は次の順
1位 通いやすさ

当たり前だが、通えないような場所の高校を受験することはない。

通いやすさとは「通学時間」「電車の混み具合」「電車の本数」「最寄駅から徒歩何分orバスで何分」などが重要。

理想は
・自宅から校門まで30分以内
・電車の乗り換えなし または1回乗り換え
・下り電車

だ。

3年間、雨の日も雪の日も通うことになる。
なるべく近い方がいい。

通学時間が長ければ早起きの必要もあるし、帰宅も遅くなる。
混んでいる電車なら行き帰りだけで疲れるし、女の子なら痴漢遭遇の心配もある。

時間も体力も余計に使うことになる。

一度、平日の通学時間帯に電車で高校まで行ってみるといい。土日だと電車が空いているので参考にならない。朝のラッシュアワーに乗るのだ。

通学時間が長いメリット、本当に1つもない。

自転車通学の場合も、雪が積もれば自転車は使えない。
そんな時、電車や徒歩でならどのくらい時間がかかるのかも調べておくこと。

2位 学力レベル

今の時点での学力はまだ大きな問題ではない。
が、自分の学力を知っていて損はない。

中学2年生であれば、それまでの成績でおおよその自分の位置が分かる。

ただし通知表の3は「真ん中くらい」と考えるのは危険だ。

現在、中学校の通知表は絶対評価でつけられる。

例えば1学年100人の生徒がいるとしたら
 通知表の点が5 1~10位
 通知表の点が4 11~35位
 通知表の点が3 36~85位
 通知表の点が2 86~95位
 通知表の点が1 96~100位

くらいだ。

100人中、80位以下でも通知表3がもらえるのだ。

つまり「通知表オール3なら、どのくらいの成績なのかは分からない」ということ。

もちろん中学校の先生によって、5~1の割合は異なる。

現在、中学校では偏差値の出る模試は実施しない。
VもぎやWもぎは中3になってからの受験なので、中1~2のうちは自分が都内でどの位置にいるかが分からない。

どうしても知りたければ学習塾で実施している模試を利用するのも手だ。

ただし模試によって偏差値の基準が異なる。受験者のレベルが高い模試は、辛口の評価になるのだ。
塾に行くメリットの一つとも言える。

3位 卒業後の進路

普通科であれば、高校卒業後は進学するのが一般的。

どのようなレベルの大学に進んでいるのか。現役での進学率はどのくらいなのか。
もちろん3年後は変わるだろうが、過去3年分を見ておくとその高校のトレンドがわかる。

卒業後の進路内訳は各高校のホームページにて「学校経営シート」が公表されている。

4位 部活動

部活動も高校生活の中では大きなウェイトを占めるだろう。
自分がやりたい部活があるかどうか。
その部が強いかどうか。

雰囲気も気になるだろう。

あらかじめ知っておきたいのは活動日と活動時間だ。
週6日も部活があれば、どうしたって勉強に支障が出るだろう。
疲れ切って勉強ができないなんてことになりかねない。
また強豪であれば部活の練習もハードであり、朝練もある。
体力に自信がないのなら、それなりに練習がマイルドな部活にしておこう。

部活の先輩や顧問は、キミの将来のことなど考えてはいない。「部活があるから」を言い訳にするな。

定時制のある高校は、終了時刻が決まっているのでその点は安心できる。
通信制高校で好きを仕事にする

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@toritsukoko