[2025年1月20日更新]
竹早高校のサイトで、2024年春の指定校推薦結果が発表されている。
https://www.metro.ed.jp/takehaya-h/assets/filelink/filelink-pdffile-25117.pdf
以下、高校に与えられた 指定校の枠→進学数 を列挙する。
◆早慶あり
早稲田 7→6
慶応 3→2
東京理科 6→0
学習院 12→0
明治 6→2
青山学院 3→2
立教 4→0
中央 4→0
法政 3→2
都立大 3→0
とりわけ文学部は不人気。
GMARCHで7枠あるが、進学者はゼロ。
立教は文学部と現代心理学部しか枠がないためだろう。人気の経営学部や異文化コミュニケーション学部があれば志願者がいたかもしれない。
学習院は法、文、経済、理学部とそろっているのに志願者ゼロ。
竹早からならキャンパスも近いのだが、高校生にはイマイチ人気がないようだ。
都立大は指定校推薦の志願者はゼロ。ただし一般入試では7名が合格している。
◆理由はシンプル 成績優秀者は△△を狙うから
なぜこんなに指定校推薦が余るのか。
指定校推薦が取れそうな評定平均の高い生徒は、えてして全教科まんべんなくできる。
そういう生徒は、情報を含め8科目も試験のある共通テスト向きともいえる。
つまり、成績上位層は国立大を狙うため私大の指定校推薦は使わないということ。
また、指定校推薦を使うと複数の大学や学部を受験することもできなくなる。「第一志望は早稲田の政治経済学部、第二志望は商学部」という受験を考えている生徒も指定校推薦は使わない。竹早には早稲田の政治経済、人間科学、社会科学、教育、国際教養、スポーツ科学部の指定校推薦はないためだ。
GMARCHの指定校も「一般で早稲田と立教を受ける。ワンチャン早稲田に合格できるかもしれない。だから立教の指定校推薦は取らない」というように考える生徒が多いのだろうね。
上を目指すか、妥協するか。
一度しかない人生なのだから、若者にはぜひ高みを望んでほしい。