大人にも好き嫌いはある

[2024年3月22日 更新]
「会社の飲み会には行きたくない」という若手社会人の声を聞く。

まぁ、どうしても行きたくないなら「行きたくありません」と言って行かねばよい。首に縄をかけられて連行されることはあるまい。

ただそれで職場での君の立ち位置が悪くなっても自己責任だ。会社は学校ではない。君を育てる義務は会社や上司にあるわけではない。

人間には好き嫌いがある。君にだってあるだろう。上司にだってある。

だから嫌いな部下より好きな部下に時間を割くのは、ごく自然なことだと思わないかい?

上司は嫌な部下を育てずとも、会社として成果を出せれば何の問題もない。他の素直な部下を育てりゃいいだけだ。

「なぜ指導してくれないのか」と訴えても、上司に「指導したくないからしない」と返されたらどうしようもないよね。

キミは行きたくないから飲み会に行かない。
上司はキミを指導したくないからしない。

その分サボるのではなく他の仕事で成果を出してたら、会社としては上司をとがめる理由はない。

上司に気に入られるために、行きたくなくても飲み会に行け

と私が言いたいのではない。

誘われたのなら、何か役に立つことはないかと興味本位でいいので行ってみればいい。それだけだ。

いっぺん体験してひどい目に遭ったとかなら別だが、本当に忙しくて仕方がないのでなければ、飲み会の2~3時間くらい使ってみなよ。飲めない酒をムリヤリ進めるような職場はもう絶滅したでしょ?

参加すれば、なぜ飲み会を行うのかが分かってくる。

◆人に薦められたことはやってみよう
私が言いたいのはこれ。

ネットで、得体の知れぬ者がつぶやいてることは無視してもいい。
だが皆の周りにいる大人、親や学校の先生、塾の先生の言うことは取り合えず従った方がいい。

やってみて、いいと思ったら続ける。思わなければ捨てればいい。

まずやってみるというのは、行ってくれた相手を立てるということ。

例えばキミが友達に「△△ってマンガ、超おもしろいよ!」と薦めた3日後、その友達から「△△読んだよ。いいね♪」って返事もらったキミはどんな気分だろう。うれしいよね。

薦めたことをわざわざやってくれた。人はそれに感動する。
きっと相手のことを好きになるだろう。

社会人でも中学生でも、人に好かれるヤツは得をする。成績が上がりやすくなるのだ。

人が薦めたことをやった後、感想を伝える。
だまされたと思ってやってごらん。