[2025年7月1日更新]
◆偏差値は「全体の中でキミがどこにいるか」のモノサシ
カンタンに言うと偏差値とは、中央値を50として、その集団の中での位置を測るもの。
平均点なら偏差値は50。
平均点より点数が高くなると、偏差値は50より大きくなる。逆もしかり。
偏差値とその位置はおおむね、下の表のようになる。
偏差値が60なら、受験生全体の上位15.87%にいるということだ。

当然のながら平均点に近い部分ほど、そこに含まれる人数が多い。偏差値50を中心にして、75から25までの間に母集団の約99%が入ってくるのである。
つまり偏差値75より大きければ200人に一人の逸材だということ。
◆模試によって、偏差値50の価値は異なる
レベルの高い受験生が受ける模試は、偏差値50と言ってもあなどれない。
例えば中学受験の四谷大塚の模試(合不合判定テスト)などは、同じ私立中受験生の模試である首都圏もし(統一合判)よりもレベルの高い子が多く受けるため、偏差値も辛口になる。
四谷大塚の「予習シリーズ」で勉強しているほうが、授業プログラムに沿った試験範囲のため有利になるのはやむなし。
当然、中学受験、高校受験、大学受験の模試偏差値も並列には考えられない。
最も高レベルの受験生が集まるのは中学受験。ついで大学受験、高校受験となる。
高校受験で偏差値50の高校なら、大学受験では偏差値40くらいが相応と考えるといい。一概には言い切れないがね。

こんなイメージ。
中学受験する子は、学力上位層が圧倒的に多い。
学力最下層の子は、まず私立中受験はしない。親もそこまで意識が高くなく経済的な余裕もないことがほとんど。
Vもぎで「偏差値60だ」と浮かれていると、大学受験で痛い目にあう。
キミの受けているVもぎは、私国立中学校に通っているお利口な子は受験しない。
地方の優秀な子もVもぎは受けない(Vもぎは東京と千葉の模試)
だが大学受験はそういった強いライバルと戦わねばならない。
いよいよ夏休みが始まるが、今からこう心がけておくことを薦める。
高校入学はスタートライン、大学受験が1つのゴール
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko