私立併願校の過去問対策に手を抜くな

[2024年1月22日 更新]
昨日、このようなツイートをした。

「私立併願高校の過去問は買うべきですか」という質問があった。
逆に聞こう。買わないメリットはありますか?
充分な準備をしたから合格したという経験をした後、都立の本命校入試に臨んでほしい。
たかだか2千円。高校生になって2時間バイトすれば買える金額です😌— 都立に入る! おりぐち (@toritsukoko) January 21, 2024

併願優遇をもらっているから合格できるだろう。
だったらその分、都立入試対策に時間を割いた方がいい。

と考える方もいよう。

まったくの的外れだとは思わない。
都立入試の点を上げることだけを考えたら、その方がいいかもしれない。

◆成果も大事、過程はもっと大事
私が大事だと思うのは「私立高校入試に向けて努力し、結果として合格した」という課程だ。

努力が成果に結びついたことを実感できる。人生において受験ほどこの実感を得られる経験はあるまい。

過去問も買わず、私立併願校の受験対策をろくすっぽせずに合格したら、「受験ってチョロいな」と勉強をナメるようになる。

その経験は、大学受験の時に悪い影響をもたらすことになる。

悪いことは言わない。
今からでも過去問を買って、きっちり全年度の分をやっておくこと。

都立入試だけしか意識しないよりも、違う目線がもてるようになる。