好かれる技術は武器になる。通知表は“印象勝負”

[2025年8月20日更新]
2学期が始まる。

これからのキミたちの行動、言動、成果で中学校の先生は通知表をつける。
この成績は、都立高校の一般入試で300点を占める調査書点(=内申点)になる。
1030点満点のうちの300点である。結構デカい。

テストの点数はもちろん内申点に大きく影響する。
しかし、最終的には先生の判断で内申点が決まる。

ここで
「俺は先生に嫌われてる。だから何をしても無理」
とサジを投げてはだめだ。

本当に無理なのか。手はすべて尽くしたのか。
世の中すべてが平等に評価されるわけではない。

「なんかイヤ」という印象で、ビジネスを決定する大人だって少なからずいる。

好き嫌いで評価を下すのは、学校の先生だけではない。

現状、都立高校受験では内申点が利用される。内申点が悪ければ不利だというのは事実。
この仕組みを変えようとする動きは、現状みられない。

だったら、いかにして内申点を上げるか。
それを考えた上で行動した方が得だ。

◆先生に好かれよう
簡単なのは「先生に好かれていそうな子を観察すること」

私はちょっと話をすれば、ああこの子は先生に気に入られるだろうな、ということは分かる。
私のような塾講師なら、誰でも見抜けるだろう。

先生ウケがいい子には、何らかの共通点がある。
一つは、笑顔がいいということ。

にこにこしている子は、普通だれにでも愛されやすい。

言い方は悪いが、先生をだます演技をしてもいい。
「先生の授業は楽しみ」
「先生の授業はわかりやすい」

生徒からそう言われて悪い気がする教師はいない。そういう声かけを普段からすればいい。先生からも好印象を持たれる。
中3の二学期通知表が出るまで、だましきれ。

この作戦にはもう一つ、絶大な効果がある。
こういう行動をしていると、やがてその先生やその教科の勉強が好きになってくるものだ。

逆の状態を経験ないだろうか。
先生が嫌い→その教科の勉強をしたくない→その教科が分からなくなる→成績が下がる→その先生のせいにする→先生をより嫌う
という”負のスパイラル”だ。

得する方法、損する方法は明確。
どちらを選ぶか。
迷う理由などないはず。

当たり前だが、通知表の点は定期テストや小テストなどの結果が最優先される。
勉強はちゃんとしなさいよ。

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