[2020年1月29日 更新]
塾に通っている皆さんに言いたいことがある。
「塾から出された宿題をやらない理由はありますか」
今日はこの点について話したい。
◆塾を辞めよう
結論から言う。
塾の宿題をやりたくないのなら、すぐに塾を辞めよう。
それがお互いのためである。
”学校の宿題”と”塾の宿題”は違う。これが前提。
学校の宿題
・全員に出される
・出さなければ、通知表の成績が下がる
塾の宿題
・塾に行っている者だけに出される
・出せば学力が上がる
前提として、塾は全員が行くものではない。義務ではないのだからね。
本来は「行きたい者」だけが塾に行くものだ。
本人が行きたくなければ行く必要はない。いや、むしろ行ってはいけない。その塾の先生にも他の生徒にも保護者にとっても迷惑なのだから、ぜひ行かないでほしい。
◆塾の宿題には狙いがある
逆に言えば、中学校から出る宿題には狙いがない。
無論すべてではないが、狙いのないものもあるのは間違いない。
例えば「解答を渡さずに問題を解くだけ解いて提出する」パターン。
勉強は、解く→答え合わせ→正解・不正解の原因を確認 でワンセット。
分からない問題をそのまま放置しておいたら、それは勉強とは言えない。
できないものをできるようにするのが勉強だ。
「答えを丸写しする奴がいるから」という残念な理由で解答を配らない教師もいる。
ダメな数名のために真面目な数百人が犠牲になっているのだ。
宿題を丸写ししたかどうかなど、宿題の内容とテスト結果を照らし合わせればイチ塾講師ですら簡単に見分けられる。
教員免許を持ったプロフェッショナルである学校の先生なら造作もないことでしょう。頼みますよ。
閑話休題。
塾が宿題を出す理由は一つ。キミたちのテストの点を上げたいから。これに尽きる。
そのために塾に通ってもらっているのだし、キミたちの点数を上げることは塾側にとってメリットしかない。ちょっと考えればわかること。
キミたちが忙しいのは塾講師も分かっている。だからもっとも成果の出やすい(=時間対効果が高い)宿題を課している。
だから、宿題の内容・量に疑問があったら塾講師に聞けばいい。そこで淀みなく理由を答えてくれるのが本物。
「いいからやってこい」などと答えるような塾講師なら、その塾は今月末で辞めた方がいい。
その狙いも分かったのに宿題をやらないようなら、キミがその塾を辞めるべき。
くり返すが、その塾にとってキミは邪魔だから。
もっとも、塾の生徒を「月謝を払ってくれるお客様」として扱うような塾も世の中にはあるので、そういう塾に行けばいい。
テストの点が上がるかどうかは分からないがね。