通知表オール3は真ん中ではない

[2023年5月19日 更新]
模試を受けていなくても大まかな立ち位置は知っておきたい。

まずは2022年二学期の公立中学校3年生が、どのくらいの割合で通知表「3」をもらっていたか見てみよう。

54321
12.6 24.1 46.2 13.3 3.8 
13.8 23.0 43.7 15.2 4.3 
13.4 21.8 43.1 16.3 5.3 
12.9 22.6 46.1 14.4 4.0 
12.2 24.8 49.7 10.0 3.3 
11.9 25.3 50.3 9.3 3.1 
保体9.7 26.6 51.4 9.1 3.2 
技家10.9 25.0 49.8 11.1 3.1 
14.0 20.5 42.9 17.8 4.8 
9科12.4 23.7 47.0 13.0 3.9 

通知表オール3だと、ざっと上位37~83%
偏差値で考えれば54~40だ。

通知表オール4で上位13~36%といったところ。
偏差値で考えれば61~54だ。

中学校によって配点の割合が違うが、大まかな目安としてほしい。

◆通知表オール3で妥当な都立は
2024年度からは男女枠撤廃の話は出ているが、あくまで今春までのデータとして見て欲しい。

「この通知表でなければ受からない」でなく、「このくらいの通知表で受験しないと、入ってからキツい」と考えよ。

<男子>
桜町、大崎、板橋、篠崎、板橋有徳、大泉桜あたりが妥当。ちょっと頑張って高島。

鷺宮や杉並はかなり努力が必要。

<女子>
竹台、足立新田、葛飾野、千歳丘、南葛飾、板橋有徳、大泉桜あたりが妥当。ちょっと頑張って足立西。

篠崎や日本橋はかなり努力が必要。

<普通科以外>
世田谷総合、葛飾総合、芝商業。ちょっと頑張って王子総合。
第一商業や第三商業なら余裕あり。

定員割れしていれば、通知表に関係なく受かるが、分不相応な成績で入学すると入ってから苦しむことになる。

高校は入って終わり、でなく入ってからが本番だ。