2018年度 都立高校3次募集のおさらい

[2019年3月5日更新]
◆明日から都立2次募集が始まる
都立高校は、分割後期と2次募集で定員に満たない場合、3次募集を行う。

一言でいうとこれらの高校は「生徒が行きたがらない不人気校」である。
2017年度は1校も全日制の3次募集はなかった(定時制でも八王子拓真の1校のみ)

しかし、2018年度は全日制の31校が3次募集を実施。
現行の入試制度になってから最多である。

なお杉並工業(機械)以外は、3次募集も定員割れ。受験さえすれば誰でも入れる状態だ。
えり好みしなくてもいいのなら、絶対に都立高校に入れる時代になった のである。

2018年度に3次募集で定員割れだった区部の普通科は、
日本橋、八潮、大森、蒲田、竹台、大山、田柄、光丘、青井、篠崎、飛鳥
学力レベルの低い高校がならぶのが分かろう。

受験者減少がこういった高校を中心に起きている。つまり学力の低い子は私立単願に切り替えたのだ。

◆都立:私立の高校定員割合は決まっている
塾関係者なら常識だが、毎年の中3卒業生とその進学率から、都立高校と私立高校の定員の数が決まる。

例年、都立:私立=596:404 となっており、高校進学者の4割強は私立に進むようになるよう決められているのだ。
私立の割合がかなり高いのが東京都の特徴。

同じ関東でも群馬県は高校生50,550人のうち私立高校生は12,804人、約26%だ(2018年)
千葉県32%、山梨県27%、北海道でも30%だ。
東京都ホームページ

594404.png

今後も、都立下位校は全入(受験者が全員合格すること)となるだろう。
だがこれは「勉強しなくてもいい」ということにはならない。
もちろん高校に入ることが目的で「入ってからは成績はどうでもいい」ということならだ。

東京都の大学進学率は7割を超えている。
全国でも東京だけだ。

これが何を意味し、これからどうなっていくのか。
自分で考えてみよ。

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@toritsukoko

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