テスト前日に徹夜すると損する 3つの理由

[2025年5月7日更新]
中学生では少ないだろうが、高校生になると午前3時・4時。場合によっては夜明けまで勉強している人もいる。

徹夜で勉強することは点数アップにつながるのかどうか。今回はこのテーマで話したい。

◆徹夜で試験勉強をするデメリットは3つ
結論から言う。

徹夜でテスト勉強はしない方がいい。メリットは1つもない。
逆に、デメリットはいくつもある。
大きなデメリットは以下の3つ。

デメリット1 時間当たりの効率が悪い
デメリット2 他の時間の使い方がだらしなくなる
デメリット3 テスト本番のコンディションが悪くなる

それぞれについて説明していく。

◆デメリット1 時間当たりの効率が悪い
テスト前日の夜19時くらいから明け方3~4時まで勉強し続ける、と想定する。

たいていは「もう時間の余裕がない!」という精神状態なので、あれもこれもやろうとする。
すると8時間あったとしても、後半は脳も疲れてしまう。当然、覚えきれずに試験に臨むことになる。

当たり前だが、勉強を永遠に続けることはできない。だんだん集中力がなくなっていく。
同じ8時間でも休憩をはさんで2時間×4とした方がいい。

だとしたら

16:00~18:00、18:50~20:50、21:20~23:20、23:30~24:00
と分けておき、間の時間で食事・フロ・歯磨きなどをすればいい。

休憩時間は脳を休ませる時間であり、スマホでゲームする時間ではない。
食事やフロなど削れない時間を脳の休憩時間に充てるといい

◆デメリット2 他の時間の使い方がだらしなくなる
徹夜の前に仮眠をとっておく。これは薦めない。
目覚めた後もアタマがぼーっとしてしまうから。
早い時刻から勉強を始め、早く寝る。これがもっとも効率的だ。

よくあるパターンが「今日は徹夜で勉強するから、今のうちに頭を休めておこう」と、学校から帰ってきた16時くらいからだらだらしたりゲームを始めたり、部屋を片付けはじめたりするもの。

このような過ごし方はアレの極みである。

学校から帰ってくる時間に脳は休めた。
だったら帰ったら即、勉強を始めるべきだ。

徹夜する場合はたいてい、夕食までの16:00~19:00をムダにしている。思い返してみるといい。

早く始めて早く寝る。
これがもっともラクで効率がよく、身体に負担をかけない方法である。

家に帰ってベッドやソファに腰かけたら最後、そのままゴロンと寝転んでしまう。
家に帰ったら、勉強するための机やテーブルにつくまで座ってはならない

座ったら寝てしまう。気づいたらもう19時だ。
勉強を始める前に座ってはだめ。

◆デメリット3 テスト本番のコンディションが悪くなる
例えば朝9時からマラソン大会があるとする。

どうしても勝ちたいと思って、午前3~4時まで練習するだろうか。しないだろう。
練習は早い時刻に切り上げ、疲れを残さないよう前の日はきっちり休むはずだ。

では勉強でも同じようにしないのはなぜだろうか。「勉強は体力や疲れなどは影響しない」と考えているから。

これは大間違い。睡眠不足なら明らかにテストで不利になる。

海外の論文だがこちらもごらんいただきたい。
Sleep loss, learning capacity and academic performance

一言でまとめると「睡眠の質と量は、学習能力と学業成績に密接に関連している」という結論だ。

◆テスト前日、24時でタイムアップと考えよ
テスト日程は毎年4月には判明している。

いつからテスト勉強を始め、どのくらいの時間がかかるかはある程度予想できるだろう。
今年の高校1年生であっても、すでに2回の定期テストがあったはず。
あらかじめ、テスト前でも24時までに寝ることと決めておく。
その方が、効率よく健康的にテスト勉強がはかどる。

今からから、そのようにしてみてはいかがだろうか。

あらためて結論。

テスト前日は徹夜しない。どんなに遅くても24時になったらすっぱり諦めて寝てしまえ。
その方が、ましな結果が出る。

都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko

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